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アカガシラカラスバト保全計画づくり国際ワークショップ

背景



 小笠原諸島固有のアカガシラカラスバトは、環境省により生息数が40羽程度と発表されるほど、日本国内で最も絶滅が心配されている鳥類です。現在、個々の研究機関や行政機関により、生息域内外における保全の取り組みが行われています(人工繁殖、森林復元、サンクチュアリーの設定と管理、外来種対策、生態調査等)。しかし、各プロジェクトの関係者が一堂に集まり、保全の全体計画を検討する場は限られています。また、希少種の保全には限られた専門家だけではなく、地域住民の理解や保全に繋がる活動が不可欠ですが、幻の存在であるハトとの接点はほとんどありません。現在、アカガシラカラスバトを絶滅から回避する目処は立っていません。