2018年3月

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2016年夏に描いたネコタイル絵と一緒に…

2016年8月、小学5年生だった東京都杉並区に住む女の子が、小笠原のネコ事業について書かれた本『野鳥もネコもすくいたい!』を読んで、ねこまちの仕事に興味を持ち、夏休みの自由研究にしたいと、ねこまちを訪れ勉強していきました。あれから1年半…、今春小学校を卒業、再び春休みを利用して小笠原に遊びに来たと、ねこまちに立ち寄ってくれました。ちょっぴり大人になっていて、「私はネコが好きなんです!」と、短い時間でしたが飼養室を見学して話をすることができました。嬉しい再会となりました。

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― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―
島ネコNo.761【ジミーくん】(父島南袋沢出身)
ジミーくんが来て1週間経ちました。3/3竹芝桟橋到着後動物病院で2週間馴化して、3/17にやって来ました。初日はシャーシャーしながらも喉を鳴らして甘えて抱っこできました。3日後には先住猫(オス14才)と会わせました。 お互いシャーシャーしていましたが、馴れて?プロレスや鬼ごっこで遊んでいます。 猫団子になって一緒に寝てくれるのが夢です。ねこ待合所と動物病院で訓練されていたのでトイレやあま噛みも最初から出来ました。2本足立ちが出来、立ってスリスリを人やネコにしてきます。関係者のみなさまのおかげで子猫と出会えました。 ありがとうございました。小笠原ネコプロジェクトの活動を応援しております。

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― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―
島ネコNo.777【ナナミちゃん】(父島高山出身)
ナナミちゃんはすっかりうちにも馴れてきて、家の中では私の後を走り回っています。家族や友人が遊びに来ても、最初は警戒して隠れているのですが5分もしない間にネコジャラシの魅力に負けて姿を現し、その後は夢中になって何時間でも遊んで貰っています。本当に可愛い、人なつっこい子との縁を取り持っていただき、ありがとうございました。 これから長く一緒に暮していけることを楽しみにしています。

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今春、獣医学部を卒業し奄美大島の動物病院に就職する学生が2週間の研修に参加しました。来年度から奄美大島に常駐し、臨床獣医師としてノネコ等の外来種対策にも携わるということで、他地域のノネコ対策の現状を学んでおきたいと春休みを利用して来島しました。ノネコ捕獲現場やセンサーカメラデータ回収への同行、ねこ待合所での飼養、捕獲ネコの受入や東京への搬出、動物対処室での検査補助、フィールド調査への同行、またこの時期は島内の野生動物保全に関する講演会も多く、これにも参加するなど短い研修期間でしたが充実した実習を行うことができました。小笠原での体験を生かし、春からは奄美大島で頑張ってください。