2018年7月

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ネコの飼い方講習会

山で捕獲されたネコは内地の動物病院を経て飼い主に譲渡されるため、小笠原でこれらのネコを飼いたい場合は、内地に引き取りに行く必要がありました。数年前、小笠原ネコプロジェクトを進めている「小笠原ネコに関する連絡会議」では、野生動物とネコとの出会いを避けるため、ネコの室内飼養を条件に、島内の希望者への譲渡を行っていましたが、引き取り手が飽和状態になったこと、室内飼養が徹底できなかったケースが出てしまったため、この取組を休止していました。昨年4月から、小笠原世界遺産センター内の動物対処室に獣医師が常駐したことで適正飼養指導をきちんと行える体制が整ったため、島内でのネコの譲渡を再開しました。今回、譲渡の対象となったのは、3月22日にねこまちで産まれた3匹の子ネコ。希望者は、書類審査、自宅訪問と面接、ネコの飼い方講習会を受講し、ネコを迎えました。

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小笠原諸島は6月26日に返還50周年を迎えました。これに合わせ多くの報道機関が来島し、小笠原ネコプロジェクトも数社から取材を受けました。このなかのひとつ、読売新聞に「小笠原の野猫 本土でペットに」という見出しで6月30日に掲載されました。


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