ツバメチドリ Glareola pratincola

  樋口(1984)

ツバメチドリ(夏羽根
2005年4月20日 母島旧ヘリポート 撮影:千喜良登

 日本では、関東から沖縄にかけて局地的に繁殖記録があり、河原、農耕地、埋立地などでコロニーを作り、地上に営巣するが、その数は少ない。多くは旅鳥または夏鳥として渡来する。絶滅危惧種⇔燹
 小笠原では春から初夏にかけて、父島州崎残土置き場、奥村グラウンド、母島の評議平などで数羽見かけることがある。雌雄同色で、小笠原で見られる夏羽では、黄褐色の体に、くちばしの付け根の赤と、黒線で縁取られた黄白色の喉がよく目立つ。短いくちばし、細長くてとがった翼、燕尾型に二つに分かれた黒い尾と、ツバメを大きくしたような体をしている。飛びながら「クリリ」「キリリ」と高い声で鳴く。

季刊誌i-Bo15(BBC)より抜粋