オナガガモ Anas acuta

  樋口(1984)

翼鏡が緑色でオス
2003年10月17日 南島陰陽池

 小笠原でよく見かけるカモ類で、尾羽が長いのが特徴で、英名でもpin tailと言います。シベリアや中国で繁殖し、日本には冬鳥として多く飛来し、不忍池などでよく見る種類です。カモ類は雌雄で色彩が違い、オスのほうが種類を識別しやすい特徴のある模様をしています。しかし秋に小笠原で見られる時期は、オスがメスに似た地味な羽根色になっており(エクリプス)、種類や雌雄の識別が難しい状態です。

季刊誌i-Bo10(BBC)より抜粋