1.小笠原の生物

数年にわたり、探索を続けてきた
オガサワラヒメミズナギドリの営巣がついに確認されました!

関連記事は 当HP をご覧くださいませ。
今日のレスキュー 2012年2月8日記事

報道資料(森林総合研究所)
https://www.ffpri.affrc.go.jp/press/2015/20150324/index.html

過去の報道資料
http://www.ffpri.affrc.go.jp/press/2012/20120207/documents/20120207.pdf

2014/9/19  ついにカツオドリの巣立ちを確認しました。
8年ぶりに南崎での営巣の成功の瞬間でもあります。
カツオドリはそのまま飛び上がり…15分後再び舞い戻ってきました。
元の巣をそのままねぐらとして使うのは珍しくはなく、しばらくはヒナの成長を見守れる様です

母島南崎 カツオドリのヒナ

 2014年5月、南崎半島部にカツオドリの飛来が確認されました。この南崎半島部はノネコから海鳥を守る為にフェンスを築いた場所であり、カツオドリのデコイを置いて、カツオドリを再び南崎半島部に戻すための試行錯誤を行っていた場所でもあります。
 同7月10日産卵と交尾を確認。24日には真っ白いヒナを確認する事が出来ました。

 山域のノネコ対策が進み、昨年は晩春から夏にかけて多くのアカガシラカラスバトの若鳥が集落周辺に姿をみせましたが、今年も4月下旬頃より集落周辺に姿を現しています。残念なことに1羽の若鳥がネコに襲われ命を落とすという事故がすでに起きてしまいましたが、若鳥の増加とともに増えてきたいろいろな事故を未然に防いでいくために、「アカガシラカラスバト・オガサワラオオコウモリに関する連絡会」が発足し対策を行っています。
14日には、大神山公園大村中央地区に今年もハトが現れることを想定し、ネコへの対応や見学者のコントロールについて関係者が集まり対応を確認しました。島民に対しては、この1年間に起こった“あかぽっぽ”の事故を伝え、“あかぽっぽ”の見学方法や事故防止のためのお願いを記載したチラシを本日全戸に配布しました。>

新聞各紙でも取り上げられていますが、日本の鳥類学の歴史に新たな1ページが開かれました。
オガサワラヒメミズナギドリです!

詳しくはアイボのホームページ今日のレスキューBryan’s shearwaterの記事をご覧下さい。

オガサワラヒメミズナギドリ

オガサワラヨシノボリは、小笠原だけに生息する固有淡水魚。
写真のように愉快な顔をしたハゼの仲間。
島ではおなじみで、川の生き物の代表選手です。
ところがこの魚、実は分類学的には種として認められていなかったのです…。

オガサワラヨシノボリ

「ヨシノボリ」と呼ばれていたハゼの1種は、ヒレや体の模様、卵の大きさ、生態の違いなどによって、実は何種類もが混在した種群であることがわかってきました。
1992年に小笠原に訪れた魚類学者の鈴木寿之氏は、島に生息するヨシノボリが、それまで内地で見つかっていたヨシノボリの型とは異なることを見いだし、オガサワラヨシノボリと名付けました。
しかし、1種として扱われてきたヨシノボリ類の分類学的な整理は時間を要し、約20年間、オガサワラヨシノボリも暫定的な型(Bonin Island Type)として存在し続けてきたのです。

そして昨年2011年12月31日、遂に他のヨシノボリ類とは異なる新種であることが学術誌に発表され、学名決定の運びとなりました。
以下の英語論文です。

Suzuki, T., Chen, I-S. and Senou, H. (2011) A new species ofRhinogobius Gill, 1895 (Teleostei: Gobiidae) from the Bonin Islands, Japan. Journal of Marine Science and Technology 19(6): 693-701.

学名は、Rhinogobius ogasawaraensis となりました。
日本魚類学会のホームページには、日本産魚類の追加種リストというページがあります。
今日現在、オガサワラヨシノボリは一番上、新種ホヤホヤですね。

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