母島南崎のカツオドリのヒナ

昨日7日、南崎でカツオドリの繁殖状況を調査したところ、モフモフの白い綿毛を半分ほど残した幼鳥3羽を確認することができました。8月上旬に通過した台風13号の影響を心配していましたが、あの暴風雨にも耐え、無事に成長してくれていたようです。


昨日7日、南崎でカツオドリの繁殖状況を調査したところ、モフモフの白い綿毛を半分ほど残した幼鳥3羽を確認することができました。8月上旬に通過した台風13号の影響を心配していましたが、あの暴風雨にも耐え、無事に成長してくれていたようです。

小笠原ネコプロジェクトは、公益社団法人 東京都獣医師会の多大なご協力を得て、2005年から行われている野生動物保全事業です。昨年、活動開始から20周年を迎え、その歩みを振り返る節目として、東京都獣医師会が発行する会誌•機関誌【TOJUジャーナル】に「小笠原のネコがつないだもの 〜小笠原自然環境保護活動事業20年のあゆみ〜」と題して、これまでの成果や課題、また動物病院や飼い主さまからのお声などを掲載していただきました。

復旧したネコ侵入防止柵(8月17日撮影)
台風13号の被害を受けた母島南崎のネコ侵入防止柵は、作業開始から4日ほどで柵として問題なく機能する状態まで復旧しました。迅速に対応してくださった作業員の皆さま、ありがとうございました。また、柵の復旧と同時に17日からは、南崎でのネコ捕獲作業も再開することができています。遠方からの観察ですが、赤土の裸地の南側の斜面にカツオドリが育雛している様子が見られるようです。今週末には、再び小笠原諸島近海を強い勢力の台風18号が通過する予報となっています。今回は少し離れたコースを通る見込みですが、被害が出ないことを祈ります。

ネットが外れた母島南崎ネコ侵入防止柵
非常に強い勢力で小笠原諸島の南側の海上を東から西へと通過した台風13号。大型の台風は父島や母島を暴風域に巻き込み、さらに動きが遅かったことから、長時間にわたって強い風が吹き続けました。台風の通過から10日が経過し、倒木や折れた枝などで通行止めとなっていた道路はほぼ開通しました。ネコ捕獲隊が活動する林内も、歩道上に折れた木や枝が散乱している状態で、父島では道路の開通に合わせて林内の枝木を取り除きながら捕獲カゴを稼働させる作業を行なっています。台風の中心に近かった母島では集落や農地•山域での被害がより深刻で、10日に行なった南崎海鳥繁殖地の調査では、営巣地を保護するために設置していたネコ侵入防止柵のネットが外れ、支柱がところどころ倒れていました。また台風前に確認していた2羽のカツオドリのヒナも遠方からでは確認できませんでした。南崎までの林内歩道にも倒木や折れ枝が散乱していて、ネコ捕獲ラインの復旧にはまだ時間がかかる見込みですが、ネコ侵入防止柵の復旧作業は今日から始まりました。

「小笠原が大好き!」そう言って、2年ぶりにねこまちを訪ねてくれたのは、小学3年生の夏休みに「小笠原ネコプロジェクト」を題材に自由研究に取り組んだ女の子でした。「何かお手伝いできることはないですか?」そう声をかけてもらい、お願いしたのは、台風13号の通過に備えて外しておいた西側壁面の掲示物を元に戻す作業です。風の強かった台風13号、島内では家屋の壁が剥がれ落ちたり、電柱が倒れたりするなどの被害がありましたが、幸い、ねこまちは被害もなく7日から通常業務に戻ることができました。ただ壁面のネコタイルや掲示物を元に戻す作業は時間がかかるため後回しになっていました。頼もしい助っ人が現れ、作業は1時間足らずで終了!すっかり元に戻った壁面を見て「いつものねこまちに戻って良かった」と嬉しい言葉をかけてくれました。小笠原ネコプロジェクトの小さな応援団に感謝です。