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6月父島傘山付近で捕獲されたグレーネコのアメリちゃん。雨降りの日の捕獲にちなんでアメリと名付けました。父島の子育て経験のある雌ネコは警戒心が強い子が多いのですが、アメリちゃんもその例に洩れず、触られることが苦手で週に1度の体重測定もお互い大変な思いをしていました。早い段階からスタッフ机の隣の大型ケージで過ごし、環境にはすっかり慣れて、おもちゃで楽しそうに遊んだり、猫じゃらしの撫で撫でにはゴロゴロと喉を鳴らしましたが、人が触れる訓練は遅々として進みませんでした。9月20日体にタオルをかけてあげることで、ようやく人の手の撫で撫でを受け入れてくれるようになりました。でもその先にはなかなか進みません…。

ねこまちでの滞在が長くなったアメリちゃんも明日父島を出港する船で東京に行くことが決まりました。ここから先は、プロの動物病院スタッフにお願いします。アメリちゃんにも素敵なお家をみつけてくれるから、早く人にも慣れてね。

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― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―

島ネコNo.1053【クロちゃん】(母島評議平出身)

クロちゃんは、すっかり家猫になりました。爪も切らせてくれます。犬の甘え方を見ていて真似し、顔を寄せてきて甘えます。外に関心はないらしく、家の中でマイペースに暮らしています。賢いです。生き残っただけあります。なかなかイケメンになりました。

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― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―

島ネコNo.1057【フウイちゃん】(父島躑躅山出身)

フウイくんが来てから、あっという間にもうすぐ1か月たちます。最初は置物の様に固まり、大人しいネコちゃんでしたが、最近は本来のフウイくんが現れてきたみたいです。活発に走り跳び回り、興奮すると甘噛み(ちょっと痛い笑)やキックしてきます。本当はやんちゃ坊主みたいですね。やはり小笠原でも大自然の中を走り回っていたのかなぁと思っています。夜はチャッカリ布団で寝ていたり、甘えてきたりするようにもなりました。可愛いです。あまりニャアと鳴かずグルルと鳴きます。
正式譲渡の際、小笠原で保護された時の記録と可愛いピンバッチがついていました。島の方々の優しさと動物病院さんのご尽力には本当に頭が下がります。

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目の色  イエロー;えとちゃん
エメラルドグリーン;しをんちゃん

― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―

島ネコNo.923【しをんちゃん】(母島乳房山出身)

島ネコNo.991【えとちゃん】(母島南崎出身)

えとが我が家にやってきて、1年たちました。最初はしをんと喧嘩ばかりで、どうしようかと思いましたが、今ではすっかり仲良しで、えとと出会えて本当によかったと思います。しをんはとにかくえと思いでやさしい子なので、エサもえとに譲ってしまい、今ではえとの方が、しをんより200gですが、大きくなってしまいました(笑)世の中が落ち着いたら、ぜひ今度はえとの故郷「南崎」を訪れたいと思います。

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毎年夏に行われている筑波大学大学院の「小笠原自然遺産演習」。今年は8月28−31日の日程で行われる予定でしたが、小笠原村が新型コロナウイルス感染者の複数発生を受けて「コロナウイルス一掃期間」を設けたことにより、来島できなくなってしまいました。これに変わる学習の機会として、今年は1日で環境省・林野庁・小笠原自然文化研究所とそれぞれオンライン講習会を行い、小笠原の自然遺産に関する取り組みを説明し、意見交換をしました。実際に現場を見たり、小笠原の自然を肌で感じることができない中、少しでも理解が深まれば…と思っています。