最新情報

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傘山からの景色

おがさわら丸が年に一度の定期点検のために2週間運行を休んでいます。船の入出港に左右されることなく、また多くの島民が休暇をとって上京していることもあって、島が1年で最も静かな時間を過ごしています。
良く晴れた日曜日、急に思い立ってお弁当を持って傘山に出かけた帰り道、あとから登ってきたガイドさんが「道路から少し入ったところにアコウザンショウのレストランがあって、あかぽっぽが食事に来ていた」と教えてくれた場所に立ち寄ってみました。自分の落ち葉を踏みしめる足音の他に、もうひとつ忙しく動き回る音が聞こえました。私の存在に全く気付くことなく、忙しそうに歩きまわって地面に落ちたアコウザンショウを食べる足環付きのあかぽっぽが1羽いました。数年前までは、森の奥で暮らす『幻の鳥』と言われていたあかぽっぽですが、こうして間近で見ることができ改めて活動の成果を感じました。

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年末から年始にかけて、秋に産れて母ネコから自立しはじめたと思われるサイズの子ネコが次々捕獲され、ねこまちにやってきました。警戒しているものの威嚇はあまりみられず、エサは捕獲された夜からガツガツ食べています。山中で生息するネコを低密度の状態までもっていった父島ですが、昨年は春さらに秋に複数のネコの繁殖がセンサーカメラで確認されており、捕獲の難しい母ネコをはじめ、まだまだ山中には子ネコも残っています。今年もネコ捕獲隊とともに一丸となって取り組みますので、どうぞよろしくお願いします。

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8年ぶりにカツオドリが営巣し、無事ヒナが巣立つ…という嬉しいニュースに沸いた今年の母島南崎でしたが、年末になってセンサーカメラのデータ整理をしていたところ、今年ヒナが巣立った新しい営巣地ではなく、ノネコによって壊滅的な状態に追い込まれた従来の営巣地に仕掛けたセンサーカメラに、9月28日カツオドリのオスとメスが写っていたようです。この場所は数日前に望遠カメラでもカツオドリのペアが撮影されており、来年の繁殖期にここでの営巣にも期待です。

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年に一度“アカガシラカラスバト”のことをみんなで考える日、ということで毎年開催している『あかぽっぽの日の集い』。今年は「住む街、棲む街」をテーマに、母島では4日に、父島では6日に開催しました。
第1部では動物園からのレポートとして、上野動物園のあかぽっぽニュースと多摩動物公園のコウノトリの域外保全について、またこれまでのあかぽっぽの調査から見えてきたハトの暮らしや、文化庁が取り組む他地域での天然記念物の保全活動について講演が行われました。
第2部では、ここ数年あかぽっぽが少しずつ増えてきたことで、有人島の母島・父島では、人とあかぽっぽの生活エリアが重なるようになってきたことをうけ、棲み分けができない小さな島でどう共存していくか…「あかぽっぽの良いところ、悪いところ」「あかぽっぽが増えたことのメリット、デメリット」について参加者みんなで考えました。

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ねこまちのネコタイルは、島で暮らす人にこの取り組みを知ってほしい…という思いから、いつも島民のみなさんにお願いして描いてもらっていますが、今回どうぶつ派遣診療に参加された獣医さんに、勤務先の病院で引き取り馴化訓練を行ったネコのタイル絵を描いてもらうことができました。思い入れのある素敵なネコの絵が出来上がりました…。
小笠原ネコの飼い主さまから「うちの仔のタイル絵の写真を撮ってきて…」とリクエストもあったそうです。