里親さん便り

― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―
島ネコNo.502【空ちゃん】(母島猪熊谷出身)
ウチの空も6月24日で丸3年経ちました。今では、ウチの立派な家族の一員です。うちのワンコとも、仲良く?!喧嘩しながら暮らしています。今朝も爪を切らせてくれました。切っている間も観念したのか?大人しくしていましたよ。相変わらず、顔は小さい感じですが、もう3歳(推定)です。これからも、ずぅーと家族です。
― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―
島ネコNo.502【空ちゃん】(母島猪熊谷出身)
ウチの空も6月24日で丸3年経ちました。今では、ウチの立派な家族の一員です。うちのワンコとも、仲良く?!喧嘩しながら暮らしています。今朝も爪を切らせてくれました。切っている間も観念したのか?大人しくしていましたよ。相変わらず、顔は小さい感じですが、もう3歳(推定)です。これからも、ずぅーと家族です。
ネコの飼い方講習会
山で捕獲されたネコは内地の動物病院を経て飼い主に譲渡されるため、小笠原でこれらのネコを飼いたい場合は、内地に引き取りに行く必要がありました。数年前、小笠原ネコプロジェクトを進めている「小笠原ネコに関する連絡会議」では、野生動物とネコとの出会いを避けるため、ネコの室内飼養を条件に、島内の希望者への譲渡を行っていましたが、引き取り手が飽和状態になったこと、室内飼養が徹底できなかったケースが出てしまったため、この取組を休止していました。昨年4月から、小笠原世界遺産センター内の動物対処室に獣医師が常駐したことで適正飼養指導をきちんと行える体制が整ったため、島内でのネコの譲渡を再開しました。今回、譲渡の対象となったのは、3月22日にねこまちで産まれた3匹の子ネコ。希望者は、書類審査、自宅訪問と面接、ネコの飼い方講習会を受講し、ネコを迎えました。
小笠原諸島は6月26日に返還50周年を迎えました。これに合わせ多くの報道機関が来島し、小笠原ネコプロジェクトも数社から取材を受けました。このなかのひとつ、読売新聞に「小笠原の野猫 本土でペットに」という見出しで6月30日に掲載されました。
今朝ねこまちでネコたちのお世話をしているところに、小笠原ネコを引き受けてくれた里親さんが訪ねてきてくれました。飼いネコは、昨年8月父島時雨山で捕獲された黒ネコ「ジャスティン・ジャマーノ」くん。ビビりで噛み癖があって、慣れるのに少し時間がかかったようですが、優しい里親さんに見守られながら、今はとても幸せな生活を送っているようでした。ネコの捕獲作業にあたったスタッフとも会うことができ、短い時間でしたが小笠原のネコ対策やジャスティンくんの様子についてお話することができました。お会いできて嬉しかったです…。
写真提供;塩田友紀さん
ネコ対策が進み、集落周辺にアカガシラカラスバト(通称;あかぽっぽ)が姿を見せるようになったのは2012年からです。毎年この時期になると集落内での目撃が多くなりますが、最近では父島集落内に位置する大神山公園でも繁殖が確認されるようになりました。今年も5月20日頃から、奥村地区や宮之浜地区で早朝複数のあかぽっぽが目撃されています。近年山域でのネコ生息数は、繁殖に捕獲が追いつかず増加傾向にありますが、守っていきたいアカガシラカラスバトのこのような光景を見ることができるようになったことは大変嬉しく思います。