最新情報

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(上)父島躑躅山の倒木
(下)暴風雨に耐えたカツオドリのヒナ

2日間にわたって小笠原を暴風雨に巻き込んだ台風15号が通過し、ネコ捕獲隊も4日から活動を再開しました。父島山中は倒木がみられたものの大きな被害はありませんでしたが、母島では南崎の海鳥保護フェンスが部分的に倒壊、3羽生まれたカツオドリのヒナのうちの1羽が残念ながら死亡していました。自然の中で生きる厳しさを改めて感じました。南崎ではフェンスの復旧作業も始まり、ネコ捕獲も強化して対応しています。

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http://fmsetagaya.com/index.html

エフエム世田谷は、東京都世田谷区にあるコミュニティ放送局(周波数83.4MHz)です。毎週日曜日の12:30-13:00に「ペットワンダーランド」というコーナーで、「ペットと人が共に健康的でハッピーに」をテーマに生活をより豊かにする情報を発信しています。9月3日、日曜日の放送で、小笠原世界遺産センター内に今春開設した「動物対処室」と荒井獣医師が紹介されることになりました。インターネットラジオでも聴くことが出来ますので、お時間のある方は是非聴いてみてください。
 http://fmsetagaya.com/index.html 
9月3日(日)12:30-13:00 ペットワンダーランド

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ドイツ中部テレビ局「MDR」のスタッフが、『Thomas Junker unterwegs (訳:トーマスユンカーが行く)』という番組取材のため8月23日から来島しています。Thomas Junker氏独自のテーマや視点で世界を旅し、「人」を通じて世界の現状や変化、歴史等を伝えるジャーナリズム・旅行・ドキュメンタリー番組で、今回のテーマは「太平洋の島々」。アリューシャン列島、小笠原諸島、パラオ、ニュージーランドの島々を巡り、そこに住む人々の生活に焦点をあてながら島々を紹介していくそうです。小笠原滞在中いろいろなところで取材を行っていますが、自然に関する取り組みの取材先として、ねこまちにやってきました。まず、ねこまちで野生動物保全のためのネコ対策事業に関する説明を行いましたが、野生化したネコが本当に人に馴れるようになるのか?搬送された東京で、全てのネコが穏やかに暮らしているのか?事業予算や継続年数について地域住民は理解しているのか?など、日本的な取り組みに対し、なかなか理解出来ないところがあったようです。その後、ネコ捕獲隊に同行して捕獲現場の撮影を行いました。ちなみにThomas Junker氏もネコを飼っているそうです。

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明日8月26日午後から早稲田大学において、シンポジウム「第5回 島のネコ問題-各地の事例に学ぶ- 奄美・御蔵・小笠原・西表.みんなで考えよう!ネコ問題と自然生態系そして人のこと!!」が開催されます。このシンポジウムは外来ネコ問題研究会が主催し、世界自然遺産候補地の奄美大島と徳之島において、すでに4回開催されたシンポジウムに続くもので、今回は会場を東京に移し、他の島嶼の事例も加えながら,ネコ問題の解決に向けて適正飼養や法解釈などの面から広く検討を行うことを目的としています。他地域に先駆けてネコ対策に取り組んだ小笠原では、これまでの成果とまだ他地域が経験していない課題について報告する予定です。

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(左)新作Tシャツ (右)あかぽっぽマンを囲んで…

サマーフェスティバル2017盆踊りが11.12.13日の3日間行われ、アカガシラカラスバトの普及啓発を兼ねた夜店『あかぽっぽ屋』では、今年もTシャツの販売と“あかぽっぽスマートボール”を行いました。盆踊りでは休憩をはさんで後半、小笠原のゆるきゃら「あかぽっぽクン」と「めぐろん」とともに「あかぽっぽマン」も登場。「絶滅が心配されたアカガシラカラスバトですが、島内外の皆さまのご協力により、10年で10倍の数に増えました!」と活動の成果を紹介してもらいました。
Tシャツ販売にスマートボール係員、あかぽっぽマンに変身して盆踊り…と、夏季研修生たちが大活躍の3日間でした。