国会議員『ねこまち』視察

おがさわら丸ドック(定期点検のため2週間船がお休み)中の静かな島に、世界自然遺産候補地の取組状況調査のために国会議員5名が父島を訪れました。曇空の肌寒い夕方「ねこまち」を訪れた視察団に、スタッフが交代で海洋島におけるネコと人、ハト、コウモリ、海鳥・・・との関係、ノネコ捕獲事業への取り組みについて説明しました。


おがさわら丸ドック(定期点検のため2週間船がお休み)中の静かな島に、世界自然遺産候補地の取組状況調査のために国会議員5名が父島を訪れました。曇空の肌寒い夕方「ねこまち」を訪れた視察団に、スタッフが交代で海洋島におけるネコと人、ハト、コウモリ、海鳥・・・との関係、ノネコ捕獲事業への取り組みについて説明しました。

2月20日東京大学弥生講堂一条ホールを会場に、東京都獣医師会シンポジウム『いのちつながれ小笠原』が開催されます。このシンポジウムを紹介するポスターが、多くの観光客のみなさまが乗船する昨年12月29日便から、おがさわら丸の船内に掲示されています。Cデッキ中央、D・Eデッキへ降りる階段の右手に、隣の観光ポスターにも負けない大きさで貼ってあります。
小笠原の野生化したネコの保護収容や適正飼養への協力をいただいている東京都獣医師会のシンポジウムに、是非みなさまもご参加ください。
http://www.tvma.or.jp/contents/wildanimal/index.php1212

父島ではサークル活動のひとつとして毎月1回、幼児から小学校低学年を対象にした“おはなし会”が開かれています。今月は主にクリスマスをテーマにした絵本の読み聞かせが行われましたが、その中のひとつとして、小笠原のおはなし「島ネコ マイケルの大引っ越し」の紙芝居が読まれました。大きな紙芝居とマイケルになりきったナレーションに小さな子供たちも最後まで静かに聞き入っていました。このお話から子供たちはどんなことを感じてくれたのでしょうか・・・。

センサーカメラに写った親子ネコ
山域ネコ捕獲範囲拡大に伴い今年1月からは山中に捕獲カゴを仕掛けるだけでなく、センサーカメラを設置し、ネコの動向をチェックしながら捕獲作業を行っています。同時にアカガシラカラスバトの出現確立が高い場所にもセンサーカメラを設置し、ハトの動向やネコの出現もチェックしていますが、このネコカメラとハトカメラを合わせ現在山中には80台を超えるセンサーカメラを設置し、捕獲に臨んでいます。
カメラ設置をはじめた当初から南袋沢エリアのおよそ500mの範囲内に毎月のようにキジトラ白の毛色をしたネコが写っていました。このネコはカメラの前をただ通り過ぎるだけでなく、時に大きなネズミを銜えていたり、子ネコを連れて歩いていたり、また子ネコとじゃれているような仕草が写っていたりと、山で暮らすネコの様子をいろいろ教えてくれた個体だったのです。1年間追い続けていたネコが7日ようやく捕まりましたが、捕獲時の体重は1.85Kgと出産子育てをしていたネコにしては小柄で、山で暮らすネコの厳しさを改めて窺い知ることができました。
島名『ひみこ』と名付けたこのネコは本日父島を出港したおがさわら丸で東京に向かいましたが、東京搬送と前後するように、南袋沢に水生生物の調査で入った研究者からアカガシラカラスバトの目撃情報が届きました。これまでこの地域でのハトの目撃情報はほとんどなく、嬉しい報告となりました。

小笠原の稀少な野生動物とペットとの共生を実現させるために行われた『第3回 小笠原動物派遣診療』(小笠原村事業、協力:ネコ連、飼い主の会、299の会)が無事終了しました。父島、母島の犬猫あわせて140頭以上に対して、診察、避妊去勢手術や、この春の村の条例改正で義務化されたマイクロチップの挿入などが行われ、希少な野生動物の保全にとっておおきな前進になりました。また夜間行われた懇談会では「犬のしつけ」と「ネコの飼い方‐栄養学と健康‐」について獣医師さんからお話があり、飼い主さんだけでなく一般参加もあわせ50名を超える方が聴講されました。健康チェック、懇談会、また診察の合間には犬のしつけの個人レッスンを受けられた飼い主さんもおり、ペットや飼い主さんにとって大変有意義な時間にもなりました。ご協力いただきました東京都獣医師会の派遣団のみなさま、本当にありがとうございました。