最新情報

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母島ネコのタイル絵も描いてもらいました

母島小学校の4・5・6年生が社会科見学を目的に2泊3日で父島に来ています。最終日の午前中、5年生6名がねこまちにやってきました。ふだん身近な人が携わっている活動ですが、この取り組みについてきちんと学習するのは初めての機会で、レクチャーはみんな真剣に聞いていました。この日ネコの飼養室には母島ネコが3匹いて、親しみをもって給餌体験も行いました。秋には南崎校外学習が行われ、この活動が始まるきっかけとなった場所(海鳥繁殖地)を実際に訪れる予定で、さらに理解が深まることと思います。

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今年も6月中旬から集落周辺にアカガシラカラスバト(通称;あかぽっぽ)が出現しています。かつて「森の中に暮らす幻の鳥」と呼ばれていたあかぽっぽですが、継続した保全活動の成果として生息数が少しずつ回復。2012年頃より夏季になると餌を求めて集落周辺に姿を見せるようになり、島で暮らす人々にとっても身近な鳥となりました。同時に人の生活圏とあかぽっぽの生息地が重なるようになると交通事故やガラス窓への衝突といった事故も起こるようになりました。今年もすでに数件の事故が起こっています。
島に暮らすみなさま、この時期は特に早朝、海岸近くのカーブや下り坂はゆっくりと思いやり運転をお願いします。また木々の映るガラス窓はカーテンやブラインドで覆うか、バードセイバーを貼ってください。警戒心の薄いハトはネコの存在も気にかけません。ネコは本能的に動くものに反応しますので、逃げ出さないようにご注意ください。ご協力よろしくお願いします。

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雨漏りのための屋根改修工事が終了し、ねこまちの顔が少し変わりました。新しい耳は、台風対策で中が抜けたデザインになりました。

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ねこ待合所は2010年1月、自然保護助成基金を受けて中古のコンテナハウスを購入し設置しました。稼働から7年が経過、海に面した立地で海風に直接さらされ、最近屋根の痛みが目立ってきていました。5月下旬、水不足の小笠原には恵みの長雨となりましたが、ねこまちは雨漏りがみられるようになりました。6月に入り晴天が続くようになり、屋根の改修工事が行われています。

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父島では今年1月にビッグママ「ぶち子」が捕獲されましたが、このネコに次ぐビッグママ「ゼリー」が29日に捕まり、ネコ捕獲隊は再び大興奮でした。2014年春に生まれ、この2年間は夜明平・夜明山周辺を行動圏として数回出産していることが確認されていましたが、ねこまちにやってきた「ゼリー」のお腹は大きくパンパンで、妊娠が強く疑われました。タイミング良く、翌日父島を出港するおがさわら丸があったため、ねこまち滞在は1泊で東京へ搬送、動物病院で診察した結果、妊娠しており4-5日のうちに出産予定ということでした。