あかぽっぽの日2013秋 開催

今シーズンの『あかぽっぽの日の集い』を小笠原村返還45周年事業の一環として、東京動物園協会と小笠原村と共催し、母島では7日に、父島では9日に開催しました。
シンポジウム「小笠原に生きる動物たちの今」と題し、母島では多摩動物公園と現地シジミの会からオガサワラシジミの状況を、アカガシラカラスバトに関しては上野動物園から「動物園でのあかぽっぽニュース」、IBOから「島に棲むあかぽっぽの未来」として、あかぽっぽの近況と課題を提案する講演が行われました。また父島では第1部は井の頭自然文化園・葛西臨海水族園・多摩動物公園から外来生物・ユウゼン・オガサワラシジミに関する講演、第2部では母島同様、上野動物園とIBOからの報告と多摩動物公園から「ハトを守るための生物工学」として遺伝子解析についての講演が行われ、その後参加者全員で「これからのあかぽっぽの保護活動」について自由討論が行われました。父島母島合わせて150名の参加があり、今年も島民のみなさんとあかぽっぽの現状と未来について一緒に考える時間となりました。