最新情報

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今年何回目の台風養生だったでしょうか。台風25号は当初19-20日にかけて通過予定で、日曜にはネコ捕獲隊もねこまちも台風養生を済ませましたが、その後小笠原の南で停滞。定期船おがさわら丸も日程を変更して運行する予定でしたが、台風のスピードが遅く欠航となりました。ようやく動き始めた台風、今夜遅くから明日未明にかけて小笠原諸島に最接近する予定です。

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5月中旬、2年連続でカツオドリの営巣が確認された母島南崎でしたが、7月には親鳥の姿がみられない状態となっていました。今月中旬調査に入りましたが、カツオドリは営巣が3巣確認できました。このうち1巣では放棄卵(ふ化しなかった卵)が巣外に見つかり、少なくとも抱卵まで進んだことが分かりました。他の2巣は巣材集めのみで、産卵にはいたらなかったようです。今年はヒナの誕生までいきませんでしたが、昨年より営巣数が増え、利用するカツオドリが増加していると考えられ、徐々にですが海鳥繁殖地が復活してきているようです。

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しっぽの先が少しだけ白いのがチャームポイント

― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―

島ネコNo.508(父島桑の木山出身)【禄ちゃん】

名前は変えずに禄と呼んでいます。臆病なところは変わっていませんが、私の近くに来てゴロゴロと喉を鳴らしながら撫でてくれと甘える姿はとてもかわいいです。背中やお腹に乗ってきます。毎日先住猫と一緒に走り回っていて、寝る時は必ずくっついて寝ています。禄は猫が好きな性格のようです。トイレも失敗したことが無いです。猫じゃらしで遊ぶのが本当に上手ですごく高くジャンプします。猫じゃらしをすぐ壊す名人でもあります(笑)

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今月から母島の捕獲圧をあげたところ、あっという間にねこまちがいっぱいになってきました。母島からやってくるネコたちは黒い毛色のネコが多いのですが、最近の父島捕獲ネコは白い毛が混ざっているネコが増えていて個性的です。飼養棚に並んでいるこの3匹は、今年の春から初夏にかけて産まれたと思われるオスネコで、威嚇もあまりしない大人しい「草食系男子」です。みなさんはどのネコがお好みですか?

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上:捕獲カゴをのぞき込む親子
下:心配そうに見つめる母ネコ

父島の山中では、いくつかの親子ネコの姿がセンサーカメラで確認され、捕獲隊の頭を悩ませています。その中の1組の親子が捕獲される様子が動画で撮影されました。
9月2日深夜0:51母ネコと子ネコ5匹が捕獲カゴの周りをウロウロしています。0:52次の瞬間、子ネコのうちの1匹が捕獲カゴにかかってしまいました。心配そうに覗きこむ兄弟と母ネコ。その後2時間近く撮影がありませんでしたが、2:44現れたのは母ネコ1匹でした。他の子ネコを安全な場所へ避難させたのでしょう。それから7:25まで心配そうに捕獲カゴの周りで過ごす母ネコの姿が写っていました。心が痛む映像でした。
「この若い母ネコもトラップシャイ(罠を警戒し、罠にかからない個体)になってしまったね」と話していた翌日、ねこまちにやってきたのは、この母ネコでした。おっぱいが張っていてまだ授乳中(離乳期)のようでした。山中に残された子ネコ兄弟を心配しましたが、2日おいて3匹が、さらに翌7日に残った1匹も捕獲され、ねこまちで親子勢ぞろいとなりました。かわいい盛りの子ネコたち、猫団子になって寝ています。