特別展「絶海の自然 硫黄列島をゆく in 小笠原」開催のお知らせ

 小笠原諸島の硫黄列島は、硫黄島とその南北に位置する北硫黄島・南硫黄島の3島からなります。北硫黄島は戦前まで人の暮らしがあり、硫黄島は太平洋戦争の激戦の地、そして南硫黄島は人が定住した歴史を持たない原生自然の島です。異なる歴史を辿った3島の自然はこれまで謎に包まれていました。近年、東京都などによって北硫黄島と南硫黄島の自然環境調査が繰り返し行われ、生物相が明らかとなってきました。硫黄列島は、誕生間もない西之島と、より歴史の古い小笠原群島との間に位置する若い島々です。硫黄列島の自然を調べることで、小笠原諸島の生物進化や生態系保全の手がかりを得ることができます。特別展では、最近の調査成果をもとに硫黄列島の魅力をお伝えします。

この特別展は、2021年7月から10月にかけて、神奈川県立生命の星・地球博物館において開催された特別展の里帰り企画です。同博物館で展示された解説パネルや標本を再構成して開催いたします。

開催期間:2022年4月30日〜2023年3月
開催場所:小笠原ビジターセンター

特定非営利活動法人(NPO法人) 小笠原自然文化研究所
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光子ハウス1号
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