これまでに多くなされた小笠原の調査研究は、論文や報告書などで発表されています。しかし総合図書館のような施設がなかったことや、行政・島民に関心や理解が少なかったことなどから、地元に資料がほとんど残っていません(例外として、植物相・植物生態学は、父島在住の安井隆弥氏(元小笠原高校教諭)のご尽力により、資料や情報が収集されています)。 今、島民の小笠原の自然史・歴史への認識が低いのは、具体的にそれらを知る環境が無くて、その貴重さや知る楽しさを実感できないことが大きな要因でしょう。 そこで私たちは、この点を改善するために、
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・過去どのような研究が小笠原でなされたのかを把握する。
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・現在どのような調査研究が小笠原でなされているかを把握する。
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・島内に調査研究結果を還元できる場をつくる。
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この3つの活動に力を入れたいと考えています。 これには、過去小笠原で研究された、あるいは現在行っている研究者との連携が不可欠となります。そこで研究所の目的を遂行するに当たり、各研究者のご協力をお願いいたします。
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