2025年10月、小笠原諸島の聟島列島において高水温によるイシサンゴ類の大規模な白化現象が観測されました。小笠原諸島における大規模白化は近年発生頻度が高まっており、初めて観測された2003年以降4回目となります。原生的なサンゴ群集が残る嫁島東の湾では、白化率90%(ミドリイシ類では100%)を記録し、小笠原諸島で過去に観測された1地点の最大白化率80%を上回りました。気候変動による海水温上昇の影響が小笠原諸島にも及んでいることが強く示唆され、実態把握のモニタリングの強化、気候変動への適応を目指した保全計画の策定が必要です。