お知らせ

2026年3月3日、日本政府から小笠原村に対して、南鳥島における高レベル放射性廃棄物の最終処分場建設検討のための、第1段階である文献調査実施の申し入れがありました。本議論はまだ始まったばかりですが、この間の短い経緯から、文献調査の是非以前に、開かれた意志決定プロセスの重要性と、知見の少ない南鳥島の情報を地域自ら収集する必要性を感じています。4月9日、現時点における小笠原自然文化研究所の意見をまとめるとともに、小笠原村村長に要望書を提出しました。本議論の一助となることを希望し、ここに公開します。国内外の多くの方に読んで頂けたら幸いです。

経緯
2026年3月3日:国から村への文献調査実施の申し入れ
3月14日(父島)、3月21日(母島):経済産業省、NUMO第1回説明会

2025年6月26日、父島のIBO飼育施設で、オガサワラカワラヒワ(以下、オガヒワ)1羽が巣立ちました。この1羽は、オガヒワ飼育下における初の巣立ち個体となりました。オガヒワの域外保全は、2021年から東京都により父島でスタートし、2025年からは恩賜上野動物園と当研究所も参加しました。7月には東京都の父島施設、上野動物園でも相次いで巣立ちに成功!!、飼育下の巣立ち個体は合計6羽になりました。これは、東京都、東京動物園協会との緊密な連携を軸に、小笠原村村民をはじめ、多岐に渡る島内外での協力を得てたどり着いた成果です。まだまだ、はじめの一歩ではありますが、これまでの多くの方々の協力、支援、お気持ちに感謝申し上げます。当研究所では、今後も力を尽くしてオガヒワ保全に取り組んで参ります。

 2024年11月1日より、小笠原ビジターセンターにて『トビケラ展』を開催します。トビケラは水生昆虫の仲間で、小笠原諸島には固有の種が分布します。展示では、専門家である伊藤富子さん(北海道水生生物研究所)と共に小笠原諸島で行ってきた調査の成果をご報告します。また、島内外のトビケラの幼虫が身を守るためにつくりだした、芸術的な“筒巣”をご紹介します。皆さんのご来場をお待ちしています。

開催期間:2024年11月1日〜2025年1月
開催場所:小笠原ビジターセンター

2024 年 3 月 6 日、母島列島 向島の東側に位置する海域公園地区内において、オニヒトデの高密度分布が確認されました(情報提供:ダイブリゾート母島)。そのため、2024 年 3 月 17〜18 日に緊急調査を行った結果、2 日間で計 23 個体のオニヒトデが確認されました。 任意の 15 分間における確認個体数は最大 17 個体であり、スポットチェック法が定めるオニヒトデ発生状況の目安に従って「大発生」と評価されました。小笠原諸島においては初のオニヒトデ大発生事例であり、小笠原独特のサンゴ群集へ被害を与えることが懸念されます。繁殖期(6〜9 月頃)を迎える前に駆除を実施することが強く望まれるため、関係機関と連携を取りながら駆除計画の策定に努めます。

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