2021年

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ねこまち西側掲示板には、10cm四方のタイルに東京に搬送したネコの絵を描いてもらい展示しています。搬送した全てのネコを描くことは難しいので、毎年それぞれの引き受け動物病院から1-3頭程度を選んで、島に暮らす人に描いてもらっています。今年も新作が出来あがり、展示に向けて焼き付けなどの準備を行なっています。

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小笠原をはじめ日本の島嶼各地では生態系保全のためのネコ対策が行われていますが、各島の行政単位や実施体制・進捗状況は異なり、また自然生態系や社会的背景には違いがあります。今回はじめて、小笠原諸島、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島、南大東島、御蔵島でネコ対策に取り組む行政担当者や実務者、また専門家などの関係者およそ80名が参加し、取り組みの現状や課題の情報共有、意見交換がオンライン形式で行われました。(主催;外来ネコ問題研究会)

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― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―

島ネコNo.1069【サニーちゃん】(父島コーヒー山出身)

9月5日に小笠原猫を迎え入れました。日曜日に家族になったこと、太陽の光あふれる島から来たことで、凖くん改め「サニー」と名付けました。我が家には15歳になる姉妹猫2匹と、10歳になる男子猫がいます。サニーと10歳の男子猫は相撲部屋の親方と新弟子のように、日々ぶつかり稽古に勤しんでおります。おねえさま猫方にはたまに威嚇されつつも、のびのびと暮らしています。食べることへの興味が強く、誰かがキッチンにたつと大急ぎで走って来て、キッチンカウンターの上に座って調理の様子をじっと眺めています。もりもりとご飯も食べ、体重も2キロを超えました。

家族でいつかサニーのうまれた父島、コーヒー山を訪ねてみたいねと話しています。サニーを保護してくださり本当ににありがとうございます!ずっと大切に育てていきます。

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9月調査時のカツオドリの雛

母島南崎では8月から月に一度カツオドリの繁殖状況について調査していましたが、今年のカツオドリの雛は4羽が無事巣立ったようです。4羽は半島先端の南西部の崖に近い斜面で成長していたようですが、今年は台風の影響を大きく受けることなく巣立ちを迎えることができました。

また8月下旬に調査した父島南崎でも7羽のカツオドリの雛が確認されています。

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6月父島傘山付近で捕獲されたグレーネコのアメリちゃん。雨降りの日の捕獲にちなんでアメリと名付けました。父島の子育て経験のある雌ネコは警戒心が強い子が多いのですが、アメリちゃんもその例に洩れず、触られることが苦手で週に1度の体重測定もお互い大変な思いをしていました。早い段階からスタッフ机の隣の大型ケージで過ごし、環境にはすっかり慣れて、おもちゃで楽しそうに遊んだり、猫じゃらしの撫で撫でにはゴロゴロと喉を鳴らしましたが、人が触れる訓練は遅々として進みませんでした。9月20日体にタオルをかけてあげることで、ようやく人の手の撫で撫でを受け入れてくれるようになりました。でもその先にはなかなか進みません…。

ねこまちでの滞在が長くなったアメリちゃんも明日父島を出港する船で東京に行くことが決まりました。ここから先は、プロの動物病院スタッフにお願いします。アメリちゃんにも素敵なお家をみつけてくれるから、早く人にも慣れてね。