2025年

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― 小笠原ネコを引き受けていただいた飼い主さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―

島ネコNo.1197【ダージリンちゃん】(母島東港出身)

我が家にダジさんが来てから早一年になろうとしています。毎日よく食べよく眠り、来た時よりも一回り(横幅はもう少し?)大きくなり、日々ネズミのおもちゃを追い回しております。最近ではドーナツクッションの穴が気になるらしく、よく手を突っ込んで遊んでいます。お尻の禿げは、今はもう毛も生え健康そのものに過ごしております。

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GW明けからおがさわら丸がドックに入り、ねこまちも2週間ほど開店休業中だったため静かな毎日を過ごしていましたが、14日から16日にかけてバタバタと子ネコが捕獲され、一気に賑やかになりました。冬に生まれた子ネコたちが、そろそろ母親と別れる季節を迎えているようで、お腹を空かせて捕獲カゴに入ったようです。5匹の捕獲時体重は0.85Kgから1.34Kg。母島からやってきた4匹は、捕獲ポイントも隣接していて兄妹と思われます。おがさわら丸のドック明けは6月、しばらく賑やかな毎日が続きそうです。

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― 小笠原ネコを引き受けていただいた飼い主さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―

島ネコNo.1240【氷音ちゃん】(父島夜明山出身)

3月15日に動物病院にお迎えに行き、うちの子になりました。名前は色々と考えましたが、かっこいいのでつけていただいた名前で呼んでいます。子猫っぽさが抜けないので氷音坊と呼んでいますが(笑)。お陰様で私たちにも慣れ、へそ天したり、かなりリラックスした姿を見せてくれるようなりました。夫に絶大な信頼を寄せているようで、お風呂の時は出待ちもします!迎え入れて以来、小笠原がぐっと身近に感じられるようになり、折に触れて思いを馳せるようになりました。

…飼い主さんは、2月11日に開催されたよみうりカルチャー公開講座「猫学」を聴講され、小笠原ネコプロジェクトに関心をお寄せいただき、氷音(ひお)ちゃんをお引き受けいただきました。

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小笠原ネコの東京への引っ越し作戦において、おがさわら丸は欠かせない存在です。2005年から始まったネコの引っ越しは、20年間で1129頭となりました。小笠原海運株式会社様にはプロジェクト初期の頃からネコの海上搬送にご協力をいただき、現在もひと便2頭の無償搬送を行なっていただいています。午後から父島営業所に伺い2024年度の感謝状を贈り、今年度も変わらぬご協力をお願いしました。

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父島ではサークル活動のひとつとして毎月1回、幼児から小学校低学年を対象にした読み聞かせを行う“おはなし会”が開かれています。3月は旅立ちの季節として、島で長い間行われている活動を知ってもらうことを目的に「島ネコマイケルの大引っ越し」の紙芝居と、3月11日に起こった東日本大震災を忘れず心に刻んでもらうことを目的に絵本「ハナミズキのみち」の読み聞かせ、さらに海へ旅立つ子ガメの姿に島を出て世間の荒波へ乗り出す子供達を重ね合わせた応援歌でもある「アオウミガメの旅」の寸劇と合唱が毎年行われています。今年は紙芝居も新しくなり、紙芝居の最後に東京に行ったネコたちの様子や活動による成果を子供達に伝えました。幼児に分かりやすく説明するのはとても難しいのですが、終わってから「えほんをよんだことがあるけど、きょうおはなしをきいて、よくわかるようになりました」と伝えてくれた5歳の男の子がいました。マイケルのお話を取りあげてくださるスタッフの皆さまに今年も感謝いたします。