最新情報

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父島では毎月1回のペースでネコを捕獲するためのエサを手作りしています。漁協から冷凍サバを購入し、使いやすいサイズにカットしたあと煮干し・醤油・砂糖で煮込みます。広い山の中でも通りがかりのネコを匂いで誘えるように、気温の低い冬場は一晩かけてゆっくり冷ましながら味をしみ込ませています。隊員4人でカット・煮込みに半日、パック詰めに半日かかる作業です。

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秋から冬にかけて父島の山中から少し被毛の長いネコがやってくるようになりました。センサーカメラに映る姿から、ネコ捕獲隊には「太尾」や「短足」と呼ばれていましたが、ねこまちにやってくると可愛らしいセミロングのネコたちでした。短毛ばかりのなかにあって抱き心地も柔らかく新鮮です。写真のなかの子ネコ2匹は今日父島を出港した船で東京の動物病院に向かいました。

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ねこまちにやってきてから間もなく3ヶ月になります。体格の割に大人しく環境にも早く慣れましたが、サイズが大きかったことから、人のほうが慎重に対応してきました。1月にはいってから時々室内に出してあげるようになりましたが、人懐こくスリスリ…スリスリ…纏わりついてきます。膝の上が大好きで、他のネコを抱っこしていても乗ってくる甘えん坊で、スタッフのアイドル的存在になっています。

 

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トイレ用に準備した箱に…

1月14日ひとつの捕獲カゴに一緒に入って2匹の子ネコがやってきました。2日後同じポイントから、ほとんど体格の変わらない子ネコがもう1匹やってきました。状況から考えて兄弟ではないかと思われました。1週間ほど警戒して過ごしていましたが少しずつ環境にも慣れてきたので、飼養2週目からは食後少し大きめのケージに3匹を移して遊ばせています。子ネコたちにとって遊ぶには狭い空間ですが、それでもごはんを食べ終わるとすぐにおねだり鳴き、3匹一緒に過ごす時間を楽しみにしています。

 

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ごめん寝

11日東京到着便で6頭のネコを送り出しましたが、14~17日にかけてバタバタと8頭のネコが捕獲され、あっという間にねこまちはいっぱいになりました。おがさわら丸のドック(定期点検)中は冬休みのように島は静かですが、ねこまちは賑やかな時間を過ごしました。1.4Kgの子ネコから3.6Kgまでの16頭が滞在中で、人懐こくすぐから警戒心を解いたネコ、時間をかけて抱っこできるようになったネコ、ケージの前に立つとまだシャー!と威嚇してくるネコと様々です。それぞれ性格が違い、人への対応も様々ですが、少しずつ距離が縮まる喜びと、愛らしい姿に癒される日々を過ごしています。