今年の母島南崎

5月中旬、2年連続でカツオドリの営巣が確認された母島南崎でしたが、7月には親鳥の姿がみられない状態となっていました。今月中旬調査に入りましたが、カツオドリは営巣が3巣確認できました。このうち1巣では放棄卵(ふ化しなかった卵)が巣外に見つかり、少なくとも抱卵まで進んだことが分かりました。他の2巣は巣材集めのみで、産卵にはいたらなかったようです。今年はヒナの誕生までいきませんでしたが、昨年より営巣数が増え、利用するカツオドリが増加していると考えられ、徐々にですが海鳥繁殖地が復活してきているようです。