最新情報

Picture

巣立ち直前のカツオドリ

今年5月、8年ぶりにカツオドリの営巣が確認された母島南崎。海鳥繁殖地を守るための防護柵が設置されているものの、海に突き出た半島部のガレ場に設置されている柵は部分的に弱い箇所があり、年に数回、運動能力の高いノネコに越えられることがあります。なんとか無事に巣立ちの日を迎えられるように…と祈るような気持ちで連日ノネコ捕獲作業にあたってきましたが、ついに巣立ちを確認することができました。幸運にも巣立ちの瞬間に立ち会うことのできた現地スタッフからは写真とともに“心が震えた…”と連絡が入りました。
またこの日、読売新聞多摩版に「カツオドリ繁殖確認」として記事が掲載されました。

YOMIURI ONLINE 地域:
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20140918-OYTNT50486.html

Picture

筑波大学大学院生へのレクチャーの様子

今年も夏休みを利用して大学生たちが小笠原を訪れ、ノネコ対策について学んでいきました。
毎年恒例となった筑波大学大学院世界遺産専攻の学生は、小笠原諸島の自然保護の課題に関して、現地スタッフから直接話を聞き理解を深めることを目的としています。2005年から始まったノネコ対策は、毎年の成果と課題、その対策の積み重ねによりレクチャーは1時間を超える内容となってきています。彼らは滞在中に、宿泊先近くのガジュマルにやってきた2羽のアカガシラカラスバトを目撃することができたそうで、レクチャーを聞くだけでなく体験としてノネコ対策の成果を実感することができたことと思います。
また初めての研修となった愛知県名古屋市の椙山女学園大学の学生は、毎年地域に根ざした観光・まちづくり教育の一環として現地スタッフにヒアリング調査を実施しており、今回小笠原へは「自然資源の持続可能性に向けた取り組み」をテーマに調査来島しました。初日の研修だったこともあり、小笠原の自然の成り立ちや在来・外来の野生動物、人々の関わりを理解するものとノネコ対策の2本立てでレクチャーを行った後、ねこまちの見学となりました。4日間の滞在で彼女たちには小笠原はどんなふうに映り、どんな学びがあったでしょうか…。

Picture

友人を介してこんな絵日記が届きました。小学1年生の女の子が、夏休みの宿題【絵日記】に“あかぽっぽマン”が踊る盆踊りの様子を描いてくれたそうです。絵日記には特徴をよく捉えた絵が描かれていました。連日交代で櫓の下で踊る“あかぽっぽマン”が、子供たちの記憶に残ったことをとても嬉しく思いました。
また会場では2歳になる友人の息子が、踊る“あかぽっぽマン”を指さして「あかぽっぽ…おどってる……」と教えてくれたことにも感激しました。
小さな子供たちにも“あかぽっぽ(あかぽっぽマン?)”が認識されていることを改めて感じた盆踊りでした。

Picture

サマーフェスティバル2014盆踊りが9.10.11日の3日間行われました。例年通り夜店『あかぽっぽ屋』を出店。3日目にどしゃぶりの雨に見舞われた影響もあって、新作Tシャツの売れ行きはいまひとつでしたが、“あかぽっぽスマートボール”は連日、雨のなかでも子供たちに大変好評でした。【あかぽっぽスマートボールマスター】には11人が認定されました。
盆踊り練習会にも参加した夏季研修生たちは、スマートボール係員を行いながら、交代で“あかぽっぽマン”に扮し汗だくになって踊っていました。

Picture

「懐かしい…」そんな思いがあったようです。理事長の堀越が、盆踊り夜店『あかぽっぽ屋』の子供コーナーのリニューアルとして、あかぽっぽをデザインしたオリジナルスマートボールを作ってくれました。
夜店でのスマートボールのルール作りは、夏季研修生が担当。日中の仕事が終わったあと交代で試し打ちを行い、その確率から子供たちが盛り上がれるルールを決めました。10球のうち7球以上が穴に入った場合を1等とし、【あかぽっぽスマートボールマスター】として認定する予定です。