母島ネコ対策住民説明会

母島のノネコ対策の強化にあたり、8月31日19時より住民説明会が母島村民会館体育館で行われました。まずこれまで進められてきたネコ対策による成果として、小笠原自然文化研究所からアカガシラカラスバトと海鳥の保全状況が説明されました。その後、小笠原村役場より集落・農地におけるネコ対策、環境省より母島山域におけるノネコ捕獲事業の説明が行われました。参加した野生動物保全事業やネコ対策に関心の高い住民や農業従事者からは、目標値やネズミ対策について質問が寄せられました。
母島のノネコ対策の強化にあたり、8月31日19時より住民説明会が母島村民会館体育館で行われました。まずこれまで進められてきたネコ対策による成果として、小笠原自然文化研究所からアカガシラカラスバトと海鳥の保全状況が説明されました。その後、小笠原村役場より集落・農地におけるネコ対策、環境省より母島山域におけるノネコ捕獲事業の説明が行われました。参加した野生動物保全事業やネコ対策に関心の高い住民や農業従事者からは、目標値やネズミ対策について質問が寄せられました。
サマーフェスティバル2015盆踊りが14.15.16日の3日間行われました。今年は天候に恵まれ、夜店『あかぽっぽ屋』ではTシャツの販売と“あかぽっぽスマートボール”を行いました。小中学生を対象にしたスマートボールは連日盛況で、豪華景品がなくなっても行列が絶えず、延べ192人が参加しました。子供たちの真剣な眼差しに、夏季研修生たちも声援を送りながら係員を務めていました。
アカガシラカラスバトの普及啓発の目的で毎年Tシャツを作製し、盆踊りの夜店で販売しています。今年は小笠原の森をイメージし、固有の動植物とあかぽっぽが描かれたデザインを背中にプリントしました。「これ何?」って聞かれることが多いですが、右下のタコヅルの上にいる“もこっ”とした塊はヒナです。
Tシャツの売り上げは、アカガシラカラスバト保全活動費として使用しています。
— 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します —
*島ネコNo.502(母島猪熊谷出身)【くうちゃん】
初めての猫との生活は驚きいっぱいで、動きが速い、どこでも上る、引っ掻く、噛む、最初足や腕は傷だらけでした。わんこも始めはビビッていましたが、そのうち向かって行く様になり、今は一日激しいバトルの後は、二人仲良く昼寝する…を繰り返しています。二人だけで留守番することも多いのですが、さてその間どうしているのか?帰ると必ず二人揃ってドア迄喜んで迎えに来てくれます。とにかく二人共、食べる事が大好きなので、くうのごはんまだ?のニャアニャア攻撃とふたり揃ってのエサの用意は大変です。隙あらば互いのエサを狙うので「だめだめ〜!」と息つく暇がありません。そんな訳で毎日にぎやかに過ごしています。
今日の電話の声は、意外と冷静でした。「タビ(通称)だと思います。特徴が一致しています。」「でも小さいです。」
2011年3月にセンサーカメラではじめて撮影され、以後、南袋沢をテリトリーに生息。2014年春に4匹、秋に2匹、今年も数日前に2匹の子ネコと一緒にいる姿が撮影された、難捕獲ネコがようやく捕まりました。4年4カ月、センサーカメラの撮影枚数は120枚にもおよんでいます。年2回の出産・子育てのためか、体重は1.95Kgと小柄で毛艶も悪く、白い毛の部分も土色に汚れていましたが、山中で捕獲を確認した隊員が近づいた時は、猛烈に威嚇し、カゴごと数十センチ動いたという野性味あふれる母ネコでした。
この日は、同じ南袋沢エリアで1.17Kgの子ネコも捕獲されました。もしかしたら子供かもしれません…。