捕獲用カゴ罠の補修
ネコの捕獲は、主に金属メッシュの踏み板式カゴ罠を使っています。通年捕獲に切り替えた2010年以降、捕獲ルートを開拓しながら少しずつ台数を増やし、島全体で捕獲を行う父島ではおよそ700台、島の南部地域で捕獲を行う母島では180台のカゴ罠が山中や道路沿いに設置してあります。月に一度チェックを行うセンサーカメラのデータを参考に、ネコの撮影頻度が高いエリアを中心にカゴ罠を稼働させています。プロジェクトの本格稼働から12年が経過し、数年前から山中に設置してあるカゴ罠のバネや踏み板、底面の錆びや穴あきがみられるようになり、バネを特別注文して交換したり、使えなくなったカゴ罠を解体して穴を塞げるよう金属メッシュを適当な大きさにカットして補修しながら使っています。