美鈴ベビーミルクサポートチーム
上;3-4時間おきにねこまちに集まりミルク哺乳
下;左からケンケン・タンタン・トントン
11月19日夕方、ねこまちで3年ぶりに出産がありました。お母さんネコの美鈴ちゃんは出産経験があり、出産直後から甲斐甲斐しく面倒をみていて子育ては順調にいくかと思われましたが、出産から3日目の夕方、授乳やグルーミングで呼吸状態が悪化しているのが観察されました。一晩様子をみましたが状態の改善はなく、やむなく美鈴ちゃんは肺炎疑いで入院治療とし、子ネコ3匹のお世話を引き受けることになりました。さらに3匹のうちの黒ネコ;タンタンの成長は、2日目から兄弟に遅れをとっていて気がかりな状態でした。24時間体制3-4時間おきのミルク哺乳をひとりで担うことは困難で、急遽関係者に声をかけてミルクサポートチームを作り、日中から夜のはじめの哺乳を、それぞれの隙間時間で応援してもらい子ネコ育てを行いました。子ネコもスタッフもシリンジ哺乳に慣れるのに少し時間がかかり、哺乳量、温度管理、便秘…悩みながらの子ネコ育てが1週間続きましたが、プロのもとで育ててもらうのが最良と判断し、東京都獣医師会の協力を得て子ネコ3匹は30日父島出港便で動物病院に搬送しました。船内でも乗り合わせたスタッフや友人に応援してもらい24時間体制でミルク哺乳を続け、3匹元気に多摩市の動物病院に到着することができました。