最新情報

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有川美紀子さん作、絵は父島在住の織田和恵さんの『ネコがくれたしあわせの約束』という本があかね書房より出版されました。有川さんは2018年に『小笠原が救った鳥』を出版し、絶滅寸前であったアカガシラカラスバトがネコ対策によって回復していく過程を描きましたが、今回はその児童書版という位置づけで、フィクションの読み物となっています。単行本、対象は小学校高学年から、定価:1430円(本体1300円+税)。

〜〜ネコの雑誌の表紙をかざり、多彩な芸と愛嬌で人気者になったプップ。小笠原の保護ネコ第一号であり、山の暴れん坊から動物病院の人気者になった伝説のマイケルなど、小笠原で野生化したノネコたちの保護活動とハートフルなストーリーを通じて、命の大切さを伝えます。小笠原で実際にあった自然保護とネコの保護活動を背景に、自分たちにできる未来の作り方と人間の責任を、希望をこめて力強くえがいた感動物語〜〜

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5年ぶりに開催された「小笠原諸島ノネコ対策事業検討会」。東京都獣医師会・林野庁・東京都・小笠原村・動物協議会・環境省・NPO等関係機関のメンバーに加え、沖縄・奄美・徳之島の環境省スタッフ他が傍聴参加して行われました。検討委員である石井信夫先生(東京女子大学名誉教授)、伊澤雅子先生(北九州市立いのちのたび博物館館長)、羽山伸一先生(日本獣医生命科学大学獣医学部教授)から、父島でのモニタリングや排除手法について、また母島での低密度管理について、これまでの評価と今後の方向性についてご意見をいただきました。

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今年2月22日ネコの日から始まった読売新聞オンラインのコラム「猫学(ニャンコロジー)」。小笠原ネコの飼い主でもある読売新聞科学部の宮沢輝夫さんが、識者へのインタビューや猫にまつわるちまたの話題、愛猫ハニーちゃんとの日常を綴りながら、猫と人とのより良い関係に思いを巡らせています。(隔週火曜日、午前11時更新)

今回「よみうりカルチャー」の公開講座で「猫学(ニャンコロジー)」が開催されることになりました。宮沢さんとゲスト講師が人と猫がともに幸せになる方法を考えていきます。

第1回:10月29日(日) 打越綾子先生(成城大学教授) テーマは「猫の看取りと別れ」

第2回:11月26日(日) 西村亮平先生(東京大学教授) テーマは「猫と暮らす効用」

時間は両日ともに14:00-15:30

場所は東京都千代田区大手町の読売新聞東京本社3階「新聞教室」。講座はオンラインでも受講できます。受講料や申し込み方法などは、読売新聞オンラインのタブ「ライフ」にある「猫学」からご確認ください。

https://www.ync.ne.jp/otemachi/kouza/202310-18019020.htm
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― 小笠原ネコを引き受けていただいた飼い主さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―

島ネコNo.1166【ちゃこちゃん】(母島静沢出身)

10月13日に我が家にお迎えし「ちゃこ」と名付けさせて頂きました。捕獲時は0.82kgとガリガリだった子を大切に保護して頂きましてありがとうございます。動物病院からは「大人しくて、人慣れしている子猫」と伺っておりましたが、我が家に来てからはお転婆娘で、きっと小笠原の森の中を走り回っていたんだろうなと感じています。ご飯もいっぱい食べ、よく眠り、たくさん甘えてくれています。一生、大切に、大切に、一緒に生きていきます。小笠原ネコプロジェクトが一人でも多くの方に認知され、森の猫たちも含め、小笠原の自然、動物たちが守られることを陰ながら応援しております。

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公益社団法人 東京都獣医師会の協力による小笠原動物派遣診療は、今年は2回に分けて行われます。第1回目は、犬猫の避妊去勢手術の実施と技術継承、集落や山域のネコ対策に対するアドバイスや意見交換を目的に15-18日に行われました。