捕獲許可プレート交換

ノネコの捕獲には、毎年環境省に捕獲申請を行い捕獲許可を受ける必要があります。許可を受けた期間や許可番号、鳥獣の種類などを記したプレートを捕獲カゴに掲示することになっており、プレートの交換が新年度最初の仕事になります。母島で200台、父島では750台の捕獲カゴへのプレート交換が数日かけて行われました。
ノネコの捕獲には、毎年環境省に捕獲申請を行い捕獲許可を受ける必要があります。許可を受けた期間や許可番号、鳥獣の種類などを記したプレートを捕獲カゴに掲示することになっており、プレートの交換が新年度最初の仕事になります。母島で200台、父島では750台の捕獲カゴへのプレート交換が数日かけて行われました。
― 小笠原ネコを引き受けていただいた飼い主さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―
島ネコNo.1194【モカちゃん】(母島御幸之浜出身)
2/22(金)にわが家の一員になりました。一茶をあらためモカと名付けました。すごく元気な子で食欲もすごくあり、遊んでほしくて先住ネコを追いかけ回しています。甘え上手でひざの上にも乗ってきてくつろいでいます。夜も私と布団の中で寝たりコタツの中で先住ネコといっしょにいたりします。少しずつですが、自分の名前も理解している様子です。このまま元気ですくすくと大きくなってほしいです。
父島ではサークル活動のひとつとして毎月1回、幼児から小学校低学年を対象にした“おはなし会”が開かれています。3月は旅立ちの季節として、島で長い間行われている活動を知ってもらいたいという思いで「島ネコマイケルの大引っ越し」の紙芝居と、3月11日に起こった東日本大震災を忘れず心に刻んでもらいたいという思いから絵本「ハナミズキのみち」の読み聞かせ、さらに海へ旅立つ子ガメの姿に島を出て世間の荒波へ乗り出す子供達を重ね合わせた応援歌でもある「アオウミガメの旅♪♪」の寸劇と合唱が毎年行われています。それぞれの旅立ちを迎えた子どもたちの心に、ネコプロジェクトも少しでも残ってくれれば…と思います。マイケルのお話を取りあげてくださるスタッフの皆さまに感謝いたします。
― 小笠原ネコを引き受けていただいた飼い主さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―
島ネコNo.1191【ハッチちゃん】(父島躑躅山出身)
2月7日に「十兵衛」君をお迎えしました。「十兵衛」は我が家に来て3週間、鉢割れ「ハッチ」と改名され元気に過ごしています。カリカリのキャットフードは好き嫌い無く沢山食べ、大好物はやはり、みんなと同じでチュールです。猫の多頭飼いは初めてだったので、先住猫と馴染むか心配していましたが、お互いに比較的穏やかだった様で、チョイチョイ手を出して追いかけっこをするくらい、たまに取っ組み合いをしても甘噛みする程度で仲良くやっていけそうです。よく慣れてくれて撫でられるのも大好きです。先住猫は束縛が大嫌いで抱っこも撫でられるのも大嫌いな子なので、甘ったれハッチに大満足させて貰っています。これからも大事に育てていきますので、ご安心下さい。
ノネコの生息数が低密度状態となっている父島。最近のセンサーカメラの撮影状況では、集落に隣接する三日月山や釣浜遊歩道ラインを含む北部山域ではノネコの撮影がなくなっています。また南部山域でも白い毛を含む個体が昨年12月の灰白ネコ捕獲以降写らなくなり、黒や茶トラネコが主になっています。個体識別が難しい状況となっていますが、かなりよいところまで追い込んでいる感じがあり、最近は月に1頭の捕獲が目標となっています。先月は捕獲がなかった父島ですが、今日待望のネコがねこまちにやってきました。エリア周辺のカメラに3頭ほどのネコが写ることから、これまで作業道が狭いなどの理由で捕獲ラインがなかった場所に先週新たに捕獲ラインを造り、26日に仕掛け、翌日2.8Kgの薄茶トラネコを効率よく捕獲することができました。1年ほど追跡していたこのネコは、南部山域3.5Kmほどを移動しており大きな成果となりました。