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父島、集落域に近い三日月山エリアで久しぶりにノネコの捕獲がありました。鼻梁には目立つ傷があり捕獲カゴのなかで暴れた様子が窺えます。飼養ケージに移した後も“シャー!”と激しく威嚇していて、体重1.29Kgの小柄なネコのわりに勢いがあります。17日父島を出港するおがさわら丸に乗船予定ですが、その間「ねこまち」で少し人に馴れてくれるかな?

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一番色褪せが激しかった北側壁面のネコの耳も2年ぶりに屋根からはずし、ペンキを塗りました。GWたくさんのお客様の来島に間に合うよう屋根に戻しましたので、近くを散策の際は少し離れた所からねこまちを見てみてください。

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「小笠原ネコに関する連絡会議」通称:ネコ連。環境省小笠原自然保護管事務所、林野庁関東森林管理局小笠原諸島森林生態系保全センター、東京都小笠原支庁、小笠原村、小笠原村教育委員会、NPO法人小笠原自然文化研究所の島内機関で構成され、世界自然遺産における外来種対策のひとつであるノネコ対策を担っています。山域からのノネコの排除と飼い猫の適正飼養の実現に向けて、それぞれの関係機関ができることを担う『持ちより』によって運営されています。本日、平成24年度最初の会議が開かれ、各々担当における今年度の実施計画を報告し、また新たに始まる母島石門域での試験捕獲についても相談が行われました。

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ねこまち開所からまもなく2年。南の島の強い日射しと海風にさらされ、ウッドデッキがだいぶ色褪せてきました。
父島ではこの2年間で捕獲が進み、難捕獲期に入ったここ数ヶ月はセンサーカメラにはネコが写っているものの捕れない状態が続いています。母島では3月の北進線の長期間の工事による通行止めが影響して、今月のねこまちの稼働は4日に留まっています。作業には臭いや音が伴うため、ネコがいない日を利用して少しずつ作業を進めています。

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3月に入り小笠原には大変多くの観光客の皆さんが来島しています。定期船おがさわら丸の乗船客数は毎便700〜800名、これにクルーズ船9艘が順次寄港しており、島は大変賑わっています。湾岸道路沿いにある「ねこ待合所」にも散策途中に立ち寄ってくださる方が増えており、掲示板に設置した手作りのパンフレットを補充する機会が増えています。
「ねこ待合所」は森・山ツアーの帰りに車中からの見学に利用されることが多いのですが、なかにはその後に訪ねてくれる方もあります。世界自然遺産登録後、マスコミを通じてこの取り組みを知った方も多いと思いますが、「あぁ〜此処、ネコが山に行かないように餌付けしてからまた放すところでしょ…」「ここでネコの飼い主を探しているんでしょ…」そんな声も聞かれ、広報がまだまだ不十分であることを実感します。「ねこ待合所」を訪ねてくださった方は、西側掲示板もじっくりご覧ください。事業紹介とともにネコを引き受けていただいた都内の動物病院も紹介しています。