最新情報

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ちょうど2年前の今ごろ中古のプレハブが届き、好きなように内装と外壁デザイン、備品を揃えるようにと依頼されました。専門外の仕事に戸惑いつつも、ネコの一時飼養施設として誰にでも分かりやすく、暖かい雰囲気で、島の人の手作りにもこだわって作ることを心がけました。飼養室内部のカーテンもそのひとつで、2010年冬、ネコ捕獲隊の一員でもあった染色家【Nesia】に「アカガシラカラスバトの暮らす小笠原の森をイメージして…」とリクエストを出し作製してもらいました。
ヘリオグラフィーと呼ばれる手法〔太陽の光をあてることによって布地の上に置いたものの影を焼き付ける手法。Nesiaでは染色した布地の上に島の植物を置いて、植物そのものの影を布地に焼き付けている〕で染められた布をカーテンとして使用しています。

【Nesia】 http://nesia-bonin-island.com/

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山域で捕獲されたネコの東京への搬送は、小笠原海運株式会社が無償で協力してくれています。
小笠原には動物病院がないため「ねこまち」での滞在をできるだけ短期間にし、ネコが元気な状態で東京の動物病院へ搬送することを任務として活動しています。おがさわら丸が定期点検に入り2月4日まで東京便がなくなるため、今日父島を出港する船には、年末年始に捕獲されたネコ5頭の搬送をお願いしました。ペットルームのケージひとつを借りて、時化る海での船の揺れにも対応できるよう滑り止めマットや搬送用キャリー同士を連結するバンドを使用しています。搬送の同乗には、東京都小笠原支庁やネコ連絡会議の出張スタッフがあたっています。年間を通じての搬送にご理解とご協力いただく小笠原海運株式会社のみなさま、同乗するペット飼い主のみなさま、ありがとうございます。

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捕獲ネコの搬入

「ネコ捕れましたー!30分後にねこまち到着します!」興奮した声が電話の向こうから聞こえてきました…。
父島では年明け10箇所のエリアで捕獲展開中。捕獲実績のある南袋沢で7日と今日11日にネコが捕獲されています。7日は久しぶりのメスネコでした。細身で毛艶のよい黒ネコには「夢(ゆめ)」と、今日捕獲のハチワレのオスネコには「春(しゅん)」と新年にちなんだ島名をつけました。母島でも10日長浜で茶トラネコが捕獲され、ねこまちで一緒に過ごしています。

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父島ネコ捕獲隊は今日から始動。仕事始めの今日は、ネコ捕獲用の餌作りをみんなで行いました。サバ9kgを半分にカットし、秘伝?の調味料とともに寸胴鍋に入れて1時間ほど煮込みます。味がよく滲み込むように一晩置き、明朝パックに詰めて冷凍保存し使用していきます。子ネコが産まれる春までに1頭でも多くのネコが捕獲できるといいのですが…。

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小笠原は非常に暖かく穏やかな新年を迎えました。「ねこまち」でも12月22〜26日に捕獲された5頭のネコとともに新年を迎え、賑やかに過ごしています。今朝はネコ缶もサービスしました…。
父島では低密度期に入り、昨年9月以降「ねこまち」にネコ不在の日々がみられるようになりました。ノネコ〔ゼロ〕を目指し今年も積極的に取り組んで行きますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。