最新情報

Picture

捕獲ネコの搬入

「ネコ捕れましたー!30分後にねこまち到着します!」興奮した声が電話の向こうから聞こえてきました…。
父島では年明け10箇所のエリアで捕獲展開中。捕獲実績のある南袋沢で7日と今日11日にネコが捕獲されています。7日は久しぶりのメスネコでした。細身で毛艶のよい黒ネコには「夢(ゆめ)」と、今日捕獲のハチワレのオスネコには「春(しゅん)」と新年にちなんだ島名をつけました。母島でも10日長浜で茶トラネコが捕獲され、ねこまちで一緒に過ごしています。

Picture

父島ネコ捕獲隊は今日から始動。仕事始めの今日は、ネコ捕獲用の餌作りをみんなで行いました。サバ9kgを半分にカットし、秘伝?の調味料とともに寸胴鍋に入れて1時間ほど煮込みます。味がよく滲み込むように一晩置き、明朝パックに詰めて冷凍保存し使用していきます。子ネコが産まれる春までに1頭でも多くのネコが捕獲できるといいのですが…。

Picture

小笠原は非常に暖かく穏やかな新年を迎えました。「ねこまち」でも12月22〜26日に捕獲された5頭のネコとともに新年を迎え、賑やかに過ごしています。今朝はネコ缶もサービスしました…。
父島では低密度期に入り、昨年9月以降「ねこまち」にネコ不在の日々がみられるようになりました。ノネコ〔ゼロ〕を目指し今年も積極的に取り組んで行きますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

Picture

今年も筑波大学大学院人間総合科学研究科世界遺産専攻の学生が小笠原を訪れました。本来は夏に来島の予定でしたが台風の影響でやむなく中止、クリスマスを返上しての今回の訪問となりました。国際色豊かな7名の学生たちが堀越より「ノネコ捕獲事業」の経緯や現状、新たな課題について30分ほど説明を受けました。世界自然遺産に登録された小笠原を学生たちはどのように感じたでしょうか…。

Picture

2008年1月「アカガシラカラスバト保全計画作り国際ワークショップ」を開催。このとき、毎年アカガシラカラスバトを考える日をもとう…と決めましたが、ここ2年はインフルエンザの影響で中止や延期を余儀なくされてきました。この反省を生かし、今年はシーズン初めにあたる12月に開催することに決め、今回も上野動物園より神門英夫氏、多摩動物公園より広瀬 格氏をゲストに迎え講演会を行いました。講演では、この1年間の動物園飼育の取り組みや、現地小笠原では幼鳥“くろぽっぽ”の観察が増えてきているという報告が行われました。またワークショップでの最重要課題であった「ネコ対策」は、この4年間で大きな進展をみせ、父島では次のステージに入ったことを報告しました。