最新情報

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日本で最も絶滅に近い小笠原固有の鳥「オガサワラカワラヒワ」。2020年9−12月に行われたワークショップで考えられた保全計画をyoutubeで紹介します。是非ご覧ください。

【日時】2021年1月17日(日)13:30-16:30
【配信URL】https://youtu.be/q2vmJRS_4qA

【プログラム】
13:35−14:50第1部「生態と現状」「価値」「脅威」「分析」「ワークショップについて」 
15:00−16:00第2部「生息域内保全」「生息域外保全」「社会との共生」「動き始めた保全策」 

【主催】オガサワラカワラヒワ保全計画作りワークショップ実行委員会

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2011年1月父島時雨山で捕獲されたネコ;No.210「とき斗」くんに10年ぶりに再会する機会がありました。捕獲時3Kgを超えるネコでしたが、ねこまちでは威嚇もみられず大人しく、優しい印象のネコだった…と記録してありました。島名をそのまま使ってもらっていて、初対面(…ではないが…)でも、おでこゴッツンしてくれる人懐っこい可愛らしいネコでした。飼い主さんに寄り添い10年、愛情をいっぱい受けて暮らしていました。昨秋には体調を崩して入院もした…と聞きましたが、元気に長生きしてね。

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丑年にちなみ ホルスタイン模様のネコたち

昨年末ネコの捕獲が相次ぎ、ねこまちは賑やかに新年を迎えました。

皆さま今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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日本で最も絶滅の危険性が高い鳥のひとつである「オガサワラカワラヒワ」を守るため、オガサワラカワラヒワ保全計画作りワークショップ本大会が去る12月19日に開催されました。コロナ禍での開催となったため、関係者が現地に集まって議論することは出来ませんでしたが、地域住民、保全に取り組む専門家、自然環境保全に関わるNGOやNPO、行政関係機関など96名が参加しオンライン形式での開催となりました。域内保全・域外保全・共生社会のグループに分かれ、絶滅回避のための具体的なアクションプランが話し合われました。カワラヒワが利用する母島南部地域でのノネコの低密度化も重要課題の一つとしてあげられ、対応の強化が求められています。

https://ogasawara-kawarahiwa.jimdofree.com

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オガサワラカワラヒワのオス  写真:向 哲嗣

オガサワラカワラヒワは小笠原の固有種で、体長14cm、体重18g、雄は頭部の緑色が濃く、雌は褐色みが強い小鳥です。種子食で、種カワラヒワの他の亜種に比べ、体が小さく、くちばしが大きいのが特徴です。戦前は小笠原群島(聟島列島・父島列島・母島列島)と火山列島に広く分布していましたが、現在は母島列島の無人の属島(向島•姉島•妹島•姪島•平島)と南硫黄島でしか繁殖しておらず、個体数はここ20年の間に激減し現在では300個体以下と推定され、絶滅の危険が非常に高くなっています(環境省により絶滅危惧1A類および希少野生動物に指定)。4-6月に繁殖し、6-10月になると母島の集落以南の地域に渡ってきた個体を見ることができます。