島であそび隊−島で暮らすネコ編−開催
上:ネコ捕獲カゴを背負ってみる
下:センサーカメラ撮影写真の照合に挑戦
台風6号の動きが気になるなか、BIO(ボニンインタープリター協会)主催“もっと知り隊−島で暮らすネコ編−;山のネコを東京の動物病院に届けよう”を開催しました。参加者は、島の小学1年生から中学2年生までの19人。ネコを飼っている子供や飼いたいけど飼えないネコ好きの子供たちが、ふだん入ることのできない『ねこまち』の見学を楽しみに参加してくれました。
プログラムは、小学3年生の朗読による「マイケルの大引っ越し」の紙芝居から始まりました。スライドによるレクチャーでは、ネコの運動能力の高さや小笠原の野生動物とノネコの関係、山で暮らすネコの調査方法や捕獲方法、ねこまちの仕事を紹介。30分以上にわたるレクチャーも飽きることなく集中して聞いていました。その後は会場を外に移し、グループに分かれて体験学習。捕獲隊のお兄さんからネコ捕獲カゴの仕組みを聞いたり、センサーカメラやトランシーバーの使い方の指導を受けて体験。またセンサーカメラで撮影されたネコの写真と捕獲されたネコの写真照合にも挑戦しました。『ねこまち』では給餌とマイクロチップの確認を体験。ノネコに威嚇されてびっくりしたり、『ねこまち』産まれの子ネコに感激したりと、盛りだくさんの体験となりました。午後からは再び室内で、おがさわら丸での搬送から東京の動物病院での馴化の様子を紹介し、ひとりひとりがそれぞれの思いを込めたネコタイルをペイントして終了しました。
島の子供たちに向けたノネコ捕獲事業の説明は今回がはじめてでしたが、野生動物を守る取り組みや、海を越えた東京でも多くの協力者がいることを子供たちなりに理解してくれたようでした。 BIOのみなさま、ご協力ありがとうございました。