鳥見情報

白色系のアジサシ類と、小型のカモメ類の目撃が、二見湾内や八瀬川などで続いているようです。母島ではハジロクロハラアジサシが確認されたようです。シギチにも見慣れぬ輩が交じっております。父島では、VIPレスキューが続き、まだフィールド各種の同定に至っていません。それにしても、普段はお目にかかれない旅鳥・迷鳥ラッシュの気配。台風後ならでは! 今年は多いかもね。 Thanks Maikou. Kazuo.M.Jyu-Jyu

Picture

写真は昨シーズン調査時のもの.
羽ばたき練習をするクロアシアホウドリのヒナ

クロアシアホウドリが海上を飛行していた という情報を、東京都水産センターの調査船・興洋と、小笠原ホエールウォッチング協会から頂きました。巣立ちは6月頃。巣立ち個体がうろついているにしては遅い。飛来は10月下旬から。回帰個体にしては早い。今年は初夏まで海水温があがらなかったり、台風がうろついたり、いつもと違うことが多そうな予感です。ひょっとすると多彩な旅鳥が期待できるかもしれません!?

Picture

Picture

更新が途絶えておりました。すいません!

さて、一昨日より、カラス情報がチラホラ入っておりました。本日、確認!! 小笠原には珍しい黒い軍団が少なくとも22羽以上。洲崎や、西町、あるいは清瀬で目撃が続きました! 我々も西町で確認。ミヤマガラスと判別しました。現在、父島にはこの他にもムナグロやら、アオサギ、ゴイサギなどなど、沢山の渡り鳥が飛来しています。今年は、台風もどき と言えるような低気圧が、ポコポコ発生。ここ数日も、小笠原はけっこうな荒れ模様です。 さ〜、偶然か、旅の必然か、小笠原に立ち寄ったミヤマガラス軍団。この後、どうなるのでしょうか。

Picture

小さな身体をトリッキーに傾けて滑空します。

6月下旬から7月頭にかけて、北硫黄島に調査で行ってきました。希少な野生動物の現況を把握するために委託を受けました。今年は梅雨開けが早く、海岸部はすでにチンチンに焼けていましたが、北方を通過している遠い低気圧のおかげが、終始、比較的涼しい風に恵まれて、予想よりも快適に過ごすことが出来ました。調査でも目的を果たす事ができ、なにより隊員全員が無事で帰る事が出来ました。帰路すれ違ったクロウミツバメをご紹介します。このクロウミツバメ、世界で小笠原(南硫黄島)でしか繁殖が確認されていない、幻とも言われる海鳥です。