2017年

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この個体もほぼ生毛なく耳毛(じもう)の目立つ、りりしい正面顔!

船待前のクリスマスツリー点灯式から2週間たち、雨のぱらついた昨夜も海鳥の不時着はありませんでした。

振り返ると今季最後の保護はクリスマス前の21日、海鳥レスキュー受講者の方からの通報でした!
皆さま、夜朝の目配り&保護へのご協力ありがとうございました。

これでまたしばらく静かになり・・・次の「鳥降るシーズン」はちょうど年度が替わる頃。オナガに代わってシロハラやセグロミズナギドリの親鳥たちが落ちてきます。

ただし、かつてオガサワラヒメミズナギドリが奥村に不時着したのは1月3日。
引き続き、吹いた夜と翌朝にはライトと白い壁に目配りを!

Thanks:F-AR,Arinkoほか、見守ってくださった皆さん

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〜この日、前浜にはご機嫌なjazzが流れていました〜

こちらも例年よりやや遅れ、25日朝に巣立ち第1号が保護されました。今回はミズナギドリには珍しく、海から奥まった宮之浜道の住宅地内。車の影にいたのを、早朝トレーニング中のお巡りさんが見つけてくれました。

もう生毛もほとんど無いのに決心つかないのか、海に背を向けて戻ってきてしまい・・・3度目にやっと羽ばたいていきました。

Jazz Fes便の出た26日から大神山公園もライトダウン!初日は結構吹いているものの冷風で鳴き声も聞こえず、通報なく待機終了。

天気予報のあてにならないこの時期・・・「荒天」や「紅天」となった夜には、帰り道に危険ポイントをのぞいてみてください。

ポイントは、
・海から直接見えるライト周辺
・街中で、ライトと白い大きな壁が接近している場所
ライト直下と、その周りの潜り込めそうな場所です。

もしケガをしていた場合は手を触れずに即お電話ください!
【IBO鳥獣レスキュー】080−2035−8078

 

Special thanks:N巡査、東京都公園協会

 

 

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餌を交換するとき、ポンっと腕に乗ってきました!

11月23日の昼過ぎ、ビジターセンター玄関前にハトが現れました。あかぽっぽ・・・ではなく、目立つ足環の付いたレース鳩!
そのあと小学校前、船客待合所前と街中をさまよい、日暮れを迎えるころ農業センターの中で捕まりました。
今回のレースは盛岡市内から一斉に都内の自舎をめざすというもので、21日朝7時にスタートし「早ければ12時台には東京に着いている」!
今年は3月にもレース鳩が辿り着いています。一度迷ってしまったハトはもう使えないそうですが、レース歴50年のオーナーは竹芝まで迎えに来てくれました。この個体はとりわけ「人なつっこいハト」だそうです。

【IBO鳥獣レスキュー】080−2035−8078

Thanks:情報をくださったAさん、Yさん、Dさん他の皆さん、AYAKAさん
Special thanks:オーナー瀬畑さん

 

 

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くわえた魚を落とさないよう、
カツオドリの嘴縁はギザギザです!

今年はこの時期にイワシの群れが入っています。宮之浜でも浜近くまで寄ってきて、それを狙うカツオドリが見事なダイブを見せていました(最大3羽)。

週末、たまたまサビキにかかってしまったメス成鳥、、よく見ると脚には金属のリングが!
調べてもらうと・・・なんと2005年に南島で育っていたヒナでした!!

13年目の秋、母親になって必死に餌を獲っていたのでしょうか。幸い、翌日には無事もどっていきました。
釣りの方にお願いです。もし、もし万が一、鳥がかかってしまった場合には即ご連絡ください!
(鳥もパニックしています。人の手、鳥の翼どちらも傷めるおそれがあります〜)

【IBO鳥獣レスキュー】080−2035−8078

Thanks:Kさん,Nさんと島民バンダーCさん

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きっと、、最後の力を振り絞ったフライト!!

夏休みの終わりが近づく夕方。局地的な強雨のあと、夕陽を見に行こうとアパートのドアを開けると・・・なんとオオコウモリが落ちていた。

「なぜここに?!しかもまだ息がある!」

現場に急行し、ドクターの緊急対応も頂いたものの、残念ながら翌朝には天に召されていました。

が、オス老獣が保護されたのは初めての事例(やはりメスの方が長生き?!)。そして何より、野生個体がノネコなどに捕食されたりせず、最期まで生きることができたという証しです!!

「え!どうしたらいいの?」と思ったら、080-2035-8078へ。

Thanks:ネコ捕獲隊のT君とノネコ対策・ネコの適正飼養に協力してくださっている皆さま

 

 

 

 


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