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珍しい鳥の放鳥が続きます。ミゾゴイです。第一印象からズグロではないか? とドキドキしましたが、専門の研究者にも問い合わせた結果、ミゾゴイの若鳥と確定しました。両種ともに若鳥の羽模様などは情報が少ないので、百聞は一見に如かず で、とても良い勉強になりました。羽の写真も紹介します。

Thanks Dr Kawakami

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昨日、ヨシゴイが持ち込まれました。すでに死亡していましたが、父島南部の河川付近で見つかりました。その後、生体も1羽保護、無事放鳥されました。サギ類でもっとも小さな種類。小笠原ではなかなかお目にかかれません。父島八瀬川の川岸にいまもいるかもしれません。

Tkanks GSS, Yuka.C, Keita.C, Morioka-Family

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Phot by Ryo.I

昨日お知らせしたコシジロウミツバメ。体調を整えた後に、復路のおがさわら丸で伊豆大島沖での放鳥となりました。放鳥は、お仕事で来島中だった動物のプロと、プライベートで上京予定の島のガイドさんにお願いしました。速力のある船からの放鳥は意外に難しいのです。セオリーに従い、また臨機応変に、完璧な放鳥でした。どうもありがとうございます。幸運なウミツバメでした。Good Luck!

Special Thanks Y.TADA&H.FUJITA(JWRC), Ryo.ISHI(小笠原自然探検隊ONE)、Hayato.C,小笠原海運株式会社

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台風の荒波をこえて入港したおがさわら丸に、珍しい乗船客がおりました。事務所に運び込まれた茶色い小型鳥、アナドリか? あら、ウミツバメだ・・・、じゃ、オーストンか、早いなぁと思い、よく観察するとコシジロウミツバメでした。夏に太平洋や大西洋の北方で広範囲に繁殖します。国内では北海道の大黒島や、岩手沖の三貫島が集団繁殖地として有名です。入港後に甲板で発見されています。台風の暴風に巻き込まれ、小笠原沖まで飛ばされて、島の近くで御乗船されたのか、あるいは、時化の伊豆沖で運良く船の隙間に潜り込み、朝に穏やかになってから、甲板にお出であそばしたのか、はて、どちらでしょうか。いずれにしても運の良い鳥です。

Thanks 小笠原海運株式会社