レスキュー

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オナガミズナギドリの保護を呼びかけるポスター

読めるかな? 保護する理由の解説.島内の公官庁はじめ各機関、それに観光協会ご協力で父島の民宿に周知させて頂きました。

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保護されたレースバト

2004年8月11日に、父島二見港でレースバトが保護されました。これまでも何度かご紹介していますが、小笠原にはドバト(カワラバト)もキジバトもカラスもトビもスズメも生息していません。ですから保護と書きましたが、人為的に放されて迷い込んだレースバトは積極的に捕まえてお帰り頂く「招かざる客」なのです。さらに、今回捕獲したレースバトはなんと西に1000km以上離れた台湾のリングをつけていました。日本以上に台湾ではハトレースが盛んで、ほど近い八重山、沖縄、奄美等ではコースアウト鳥が多く問題になっているようです。ごく最近学会で、台湾レースバトが発生源である可能性の高い住血寄生虫への高率な感染が、沖縄地方のドバトに認められ、さらにこれが希少な野生のカラスバトにまで感染していることが報告されました。小笠原には今、日本で最も野生絶滅に近い位置にいる鳥のひとつと考えられるアカガシラカラスバトがかろうじて生息しています。
このハトは小笠原海運の協力を得て、本土の日本ハトレース協会に引き取られました。

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こんなポスターが掲示されました

長期に渡るお休み、ゴメンナサイ。この間のWIDL Rescueまで中止していたのか? というと、そうではありません。例年通り、島を走り回っていましたが、なかなかHPへのアップがついていきませんでした。
さて、小笠原自然文化研究所(島での通称i-Boアイボ)では、この11・12月にはじめて、オナガミズナギドリの巣立ち時期の不時着個体の積極的な保護を呼びかけました。過去、10年ほどの小笠原父島の傷病鳥獣保護データを整理する中で、小笠原における野生動物の保護でもっとも多いのは、小笠原で繁殖する海鳥オナガミズナギドリであり、特に11,12月に集中すること、そしてこの時期は巣立ち期にあたっていることなどがわかってきたからです。今後は、このコーナーでも小笠原の傷病鳥獣保護のデータ蓄積から見えてきた、自然の姿なども時々紹介します。

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元気に飛び立つサシバ

5月10日、父島小港園地付近でサシバは無事放鳥されました。扇浦地区で保護されてから17日目、ラインフライト初訓練から5日目(訓練は4回)のことでした。朝ご飯のアノールの後、羽繕いのための水浴び(水かけ)を経て、お昼過ぎに放鳥されました。芝地から飛び立ったサシバは一番近い山の斜面の木に留まり、しばらくの間は興奮気味にあたりを見回しながら、自分の状況を確認しているようでした。同日の夕方には小港周辺の電柱にとまっている姿が確認されましたが、翌日からはどこかへ移動したようです。保護放鳥にご協力頂いた方々に感謝します。

アノールTHANKS:アイッパラ?号 WADA家、MOMO、OWA、BUN、ほか沢山の方々
保護・訓練THANKS:父島分遣隊、MARUHI、JyuJyu
Special THANKS:福島県鳥獣保護センター、RAO、Yuka.K、Hayato.C

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ラインフライトでの飛行訓練

5月5日、サシバの飛行訓練(リハビリ)を始めました。小笠原には傷病鳥獣に対処する施設がまったくないので、こういう時はとても大変なのですが、今回もいろいろな人の協力と、知恵に頼ってラインフライトという方法での野生復帰訓練を開始しました。
また、今年第1期?の、ヒヨドリの巣立ち雛があちこち出歩きはじめました。雛は巣を出ると、好奇心にまかせて、あちこち徘徊するようになりますが、その徘徊先でも、もうしばらくは親鳥に餌をもらい続けます。道ばたや、ネコの近くなどで「このままでは危険!」という雛を見つけたら、一番近くで安全と思われる木の枝などにのせて、その場を離れてみましょう。人がいると近づけない親鳥がどこかで、それを見ているはずです。

サシバTHANKS;マルヒ、アイッパラ?号 父島分遣隊、ふみじさん ほか沢山のみなさん
野生復帰訓練:技術アドバイス 福島県鳥獣保護センター