レスキュー

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南島はじめ、付近の島々では、まだまだ子育て真っ最中。
はやくヒナのもとへ戻れ〜

今日、26日台風の暴風に巻き込まれたか、父島の自衛隊の基地内に不時着し、動けずにいるオナガミズナギドリが保護されました。父島で時々見かける暗色系もどきで、淡色個体よりやや褐色の部分が広いのですが、全体が褐色なわけではありません。怪我はなく、適度な補液と栄養補給ののち、無事放鳥しました。台風のさなか23日にも父島の集合住宅へ迷い込み、壁に激突したオナガミズナギドリが保護されましたが、こちらも翌24日に無事海へ帰りました。

Thanks 海上自衛隊父島分遣隊、SAYAMAfamily TOJIfamily

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ツバメは、今、父島、母島に結構いるようです。

ツバメ が運ばれてきました。父島の海岸で弱って動けないところを保護されました。
残念ながら、運ばれるまでに死亡。先日のセイタカシギに負けない? 激やせぶりで、最後の最後まで力を振り絞っていたのでしょう。雨や、風に、照りつける太陽、時にはこの間のような大きな台風。海を越える鳥たちの過酷な「渡り」には、危険がつきものです。

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母島で、衰弱したアカアシシギが保護されました。左足を負傷しており、衰弱が激しく残念ながら死亡しましたが、過去に記録があるものの、小笠原での観察は大変に珍しいことです。

Thanks TADACHIさん

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ケージの中で、まだ うつろ な メジロ

早朝、建物衝突が疑われるメジロが運ばれてきました。地面でヨロヨロしており蟻が集まっていたそうです。集落の集合住宅域内だったので、ほっとけばネコに見つかったことでしょう。重傷(脳への影響がないか)、水のみを与えて少し様子を見たところ徐々に回復。後遺症なしと判断して夕方、放鳥しました。

Thanks やまちゃん & SON

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ヒナがかえると親鳥は大変、雌雄ともに海へ出て、餌
をヒナに運びます。無事にヒナが待っていますように。

父島扇浦より「海鳥不時着」の連絡がありました。行くとすでに”ダンボールに入れられたオナガミズナギドリ”が待っていました。人工灯りに寄せられて建物に衝突したもよう、大きな外傷はなく、半日様子を見ましたが脳などへの障害もなさそうなので、夕方に灯りの見えない海岸から無事に放鳥しました。今は子育ての真っ最中。多くの島々の穴の中で、ふ化して間もない白い綿毛に包まれたヒナが親鳥の帰りを待っているはずです。

Thanks HOTELホライズン