レスキュー

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ネコに襲われたトラツグミ

ネコにやられたトラツグミが持ち込まれました。右翼、右大腿部に大けがを負っており、救護のかいなく、絶命しました。トラツグミは地上徘徊性の鳥であるため、ネコにも狙われやすいのです。小笠原ではネコによる野鳥の捕食が後を絶ちません。

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洗浄後、、放鳥されたオナガミズナギドリ

漁船の船底にもぐり込み、油まみれになったオナガミズナギドリが運び込まれました。何度も洗浄し、油をすっかり落として、後日放鳥しました。体内へも相当油を飲み込んでいると思われるので、はたして生きていけるかわかりませんが、強運を祈りましす。

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網にからまったシロハラミズナギドリ
撮影:Mr.KOTARO

海洋センター前の父島製氷海岸に、漁網の切れ端にからまったシロハラミズナギドリの死体が打ち上げられました.おそらくは、海面に降りたときに絡まってしまい、そのまま死亡、漂着したのでしょうか.海にゴミを捨てるのは一瞬でも、ゴミは延々と漂い続けます。

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脳震盪で保護されたセグロミズナギドリ

夜に小笠原固有亜種のセグロミズナギドリが保護されました。外傷もなく、脳震盪程度だったので細部まで計測の上、ビジターセンターを訪れていた観光客数名に見守られる中で、翌3日の夕方に前浜より海に返しました。ごく数名でしたが、アシスタントしてくれた4年生の女の子2名をはじめ、めったに見られないこの鳥の放鳥に立ち会った人は幸運でした。

THANK’S Mr TAMADA&frend’s.Momoko T & Hina H

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回収された死体

4月27日、台風3号の雨風の中で、シロハラミズナギドリとオナガミズナギドリがそれぞれ保護されました。場所は清瀬都営住宅の5階の踊り場と、西町メインストリートの自動販売機の前です。いずれも、怪我はなく、不時着のショックによる軽い脳震盪と判断されました。ともに、念のため一晩様子を見たの後に、翌夜に宮之浜より放鳥しました。4月28日、扇浦で前夜の電線衝突と思われるオナガミズナギドリの死体が回収されました。このHPでもお伝えしているとおり、海鳥の電線衝突は、意外に何度も決まった場所で起きる傾向があるように思われます。今後、より詳細なデータを重ねて、防げるものであれば、少しでも減らしたいと考えています。

THANK’S RAO、大島くん、PAPA’s TAKEちゃん、Sora&Mirai&Nago