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羽のドアップ

2日間のお休み.ドタバタしていて、ナベヅルのもとへは通いながら、HPのアップが出来ませんでした。ごめんなさい。さて、21日、22日、そして今日と、小笠原はまたまた、おお〜荒れの天気。内地(終戦後うん年ですが、島ではいまだ、こう呼びます)の天気を見ても分かるとおり、冬型の気圧配置の中、猛烈に発達した低気圧が次々に通過しているからです。この時期、日本列島に約9本以上の等圧線がかかり、山間部で大雪などとなっている時には、小笠原でも海は大時化で、等圧線が10本以上ともなれば、ほぼ間違いなく「ははじま丸」の運行に支障をきたしています。さて、そんな中、昨日までナベヅルは相変わらずのマイペースで、町のはずれで、ゆっくりと過ごしていたようす。21日にひさびさの12アノールを食しましたが、それ以外は穀物中心の食生活となりました。自分では虫や、芝などの根をほじって食べているようです。一時、心配だと書いた羽の垂れ下がりですが、その後は見られず、問題はなさそうです。一層の強風となった今日の午前中には、父島の北部上空を大旋回している姿も、久しぶりに見ることができました.午前10時近辺に、大きな影をみたらナベヅルかもしれません。注意してください。
=====明日のナベヅル 1=====
小笠原には春や秋を中心に意外に多くの渡り鳥たちが一時的に羽を休めていきます。夏と冬以外の季節感に乏しい小笠原ですが、ある意味で、この鳥たちの姿が季節を教えてくれてもいるのです。また、今回のナベヅルのように、明らかに迷ってしまった鳥、なにかの原因で群からはぐれ、あるいは吹き飛ばされてきてしまった鳥もいます。このような鳥の多くは、来るはずでなかった慣れぬ土地で衰弱し、やがて死んでしまうことがほとんどです。かわいそうですが、これこそが自然であることなのです。ですから、補助的とはいえ、今回のナベヅルで、本来はすべきでない野生動物への給餌を続けているのには、「ワケ」があります。そして、ここに明日のナベヅルの運命を決める鍵もあるのです(つづく)

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虫を見つけた!

アップが遅れましたがナベヅルは元気です。一転、大荒れの天気。アノール、ミミズがなく穀物のみとなりました。強い風の中で時にはよろける場面もありましたが、衰弱している様子は見られませんでした。明日は、双眼鏡等をつかって細かく羽の状況などを見てみようと思います。

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食事中も翼がダランとなってしまう

17日からの好天は今日まで続き、ポカポカの日曜日になりました。アノールの入手が難しくなる中、Sさん、I さんから沢山のミミズを頂きました。本当にありがとうございます。さっそく今日は、そのミミズ15匹と雑穀を与えました。暑い日が続き、現在の場所にはほとんど水場がないことから水も与えました。ちなみに普段のナベヅルは、芝地で虫や 根?をほじって食し、一日を過ごしています。今日は両翼が開きぎみで落ちている状況が見られました。翼を負傷した鳥が、翼をダランと下げていたり、衰弱して体温低下がおきている鳥などで、翼を落としているものを見ることがあります。観察したところ負傷ではなさそうですが、きちんとたたむが、しだいに開く(落ちてくる)ことをくりかしていたので、少し気になります。全身の羽を一瞬逆立ててブルッとする動作と、羽繕いに加え、体のあちこちをかゆそうにしているような動作が、数度見られました(いつもより、多い感じ)。羽ジラミなどでないいと良いのですが。

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日課のアノールはいまや必須栄養

お久しぶり。「今日のナベヅル」は今日から復活です。このコーナーをお休みしている間は、冬型の気圧配置のもと北よりの風が冷たい日が続いていましたが、今日はひっさびさの高気圧(ややへり)。ポーカポカでした。さて、主人公はこの寒かった4日間を、ずっーとアノールを届けてくれているM農園のおかげで、少ないながらも4、2、2、3アノールと穀物で乗りきりました。今日は5アノール。ポカポカで動きの俊敏なアノールが、あわや逃げ切るかという場面もありましたが、必死で食べきりました。小笠原は現在、唯一の交通機関「おがさわら丸」の年に一度のドック中で、11日に船が出てから明日で1週間になります。明後日はいよいよまちにまったひさしぶりの入港日。今年のドック中の代船は東海汽船の「かめりあ丸」です。と、今日はちょっと脱線、明日からまたよろしくお願いします。

 今日も曇り。今日はNONアノールで、10ミミズと雑穀。二見湾にオオセグロカモメらしき姿が飛んでいました。ナベヅルの近くに、キョウジョシギがチョコチョコ。ひと風吹けば、大型猛禽が見えてもいい頃合い。さて、昨日お伝えしたように、明日から17日まで「今日のナベヅル」はお休みします。この2日で、ナベヅルがどこかにいるらしい、見たい! という声が再びチラホラ聞かれ始めています。再三お伝えしているとおり(と言っても島の人は、あまり島のHPなんか見ないよね)、昨年とはことなり、今のツルは神経過敏になっています。私たちも、そのような声に出会った時に限って事情をお話していますが、島にお住まいの方で、もしも身近なところで、ナベヅルの話が出た際には、今は近づかない方がいいようだよ、とハッキリ教えてあげてくださいませ。みなさまのご理解、ご協力をお願いします。