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まだ生毛がポヨポヨ・・・
このガマグチが雑食のイソヒヨドリ!

メジロに続いて、イソヒヨドリの巣立ちが始まりました。親よりもトーンの高い、ヒナ鳥の声が聞こえてきます。少し飛べるようになったヒナが次々と巣から飛び出し、あちらこちらから餌をねだって鳴いています。巣から落ちたヒナを見つけた場合は、まず辺りに親鳥がいるかどうか確認しましょう。
1) 巣に戻す!あるいは、近くの樹上など安全な場所に置く。
ポイント: 短時間なら、人間が触っても、親鳥はちゃんと育ててくれます。作業はくれぐれも安全第一で!
2) 空き箱などで仮巣を作り、巣の近くの安全な場所に置く。
ポイント: ネコやネズミが入りにくい高さ/雨が当たらない場所/車が通らない場所
安心してください。巣の中でなくても、ヒナの姿がわかっていれば、かいがいしく親鳥が餌を運んでいきます。人も鳥も「子どもは親が育てるのが一番!!」
なのですが・・・近くに巣がない、親鳥がいない、風雨が来そう・・・迷ったときは、すぐご連絡ください!

鳥獣レスキュー【IBOあかぽっぽダイヤル】 080−2035−8078 / アイボ 2−3779

お困りの方は、、、
イソヒヨドリの場合、換気扇のダクト(特に、30×30くらいまで)が好きなようです。今シーズンの巣立ちが終わったら掃除して、ネットを張ってしまいましょう!

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2014/03/31 ははじま丸岸壁入口:オナガミズナギドリ。
不時着後は暗い、狭い場所に潜りたがります。
明るい場所でじっとしているのは・・・
意識がハッキリしていない証拠。

春の陽気、とくに島の上にガスがかかっている日はミズナギドリたちが不時着する可能性が高くなります。こんな夜にはお仕事の帰り道、呑みに行く道すがら、路肩にうずくまる影を見つけたらご連絡ください!

アイボ  2 – 3779

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2014/03/30
某都住階段:シロハラミズナギドリ。
これで隠れているつもり!

いつも島の生き物たちに心を配ってくださる皆さま、今年度もどうぞ宜しくお願いいたします。皆さんに助けていただきつつ、なかなか情報発信できずに失礼いたしました。
さて、年度末を待っていたかのように、父島でも3月30日からミズナギドリの不時着が続いています。シロハラ、オナガ、オナガ、シロハラ、セグロ!!いま日没は17:50頃ですが、その後まもなく19時台の保護が2例。通報をいただいて、無事に帰っていきました〜ありがとうございます。

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小笠原にも冷たい北風が吹き付けて、海も繰り返し時化るようになりました。冬の到来です。ここのところ、風の強い日にナイターがあっても、不時着鳥がみられなくなりました。今年の巣立ち期も完全に完了 と言っていいようです。写真は昨日、繁殖地の調査に行った時のもの。無人島の白い砂の上には、巣立ち鳥の死体が2つありました。ノスリに食べられた形跡もありません。離陸か着陸に失敗したのかもしれません。ここまで育って、海を知る前に死んでしまった海鳥。自然は美しくかくも厳しい。そして、いろいろな偶然が折り重なって生命が紡がれていくことを感じずにはいられません。繁殖地は誕生の場所でもあり、死が積もった場所でもあります。両方が生命をつくっているのでしょう。若鳥の死体から抜けた羽毛が1枚。フワフワと砂浜にうきあがり、風に遊んでいるようでした。