最新情報

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三色モナカ? 三色ガーコ(カツオドリ)
夕焼けを飛ぶ美しいシルエット

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この後、無事にお家へ戻れました

ひさびさのレース鳩です。東北地方から鳩舎のある埼玉県を目指すレースで、飛ばされてしまったようです。帰路は船にのり、本土の搬送は日本鳩レース協会さんに運搬されて、無事に飼い主さんのもとへ戻っていきました。

Thanks :小笠原海運株式会社

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クリクリお目々に ごっつい嘴

シロハラミズナギドリが保護されました。英名Bonin Petrel。
2007年南硫黄調査でバッチリ繁殖が再確認されたものの・・・、その後、何度調べても やはり北硫黄では見つからず・・。今後、小笠原群島・媒島などの土壌のある島での復活が期待されます。北南硫黄島の差を見るかぎり、やはり外来ネズミの存在が、これらの小型海鳥には決定的な脅威になっているのでしょう。

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ありがとう お元気で!

3月をむかえ、2011年度が終わろうとしています。ふりかえると、オオコウモリの保護が相次いだ年でした。その多くは、このコーナーで紹介する余裕が生まれないような難しいケースでした。ひとつの特徴は幼獣の保護で、もうひとつは台風シーズンの絡まり事故でした。両方重なった場合も含めて、保護が初夏から初冬まで、断続的に保護事例が発生しました。そのうちの2頭は、絡まり時に 締め付けられた皮膜が壊れていく、コウモリ特有の難しい症例に陥り重傷化しました。オオコウモリの沢山いるオーストラリアなどで知られている症例ですが、幸いに過去15年くらいは小笠原では経験したことがありませんでした。未だに世界的にも対処法に試行錯誤がある、コウモリ皮膜ゆえの症例は、オーストラリアと同じく、日常的にオオコウモリの治療を経験している沖縄県の獣医師さんたちに知見がありました。父島での応急対処を経て、沖縄で治療をして頂きました。これらの取り組みはあらためてご紹介したいと思います。
沖縄とのアイランドネットワーク始動の年を、一緒に支えてくださった方々が 帰任されます。ほんとうにどうもありがとうございました。オオコウモリたちとともに心より感謝です。

Special thanks Dr.Yuka ASAHINA,Tetuya CHIBA with BONIN LOVE

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重傷のムナグロ。ネコの傷は、例え軽い場合でも、
感染症をおこして助からなくなる場合が多い。

2月5日のことでした。大きな傷をおったムナグロが運ばれてきました。集落内でネコに襲われているところを助けられました。小笠原には多くの旅鳥が訪れます。ムナグロは常連さんで、特に冬から春には群で見ることができます。昔と今を比べると、他地域と比べれば、圧倒的に大きな地形変化・改変が少ない小笠原ですが、それでも、海岸線は大きく変わってきました。二見湾では多くの場所で、陸が海方向へ拡がり、新しい陸地が産まれて、港や住宅、グランドなどになっています。旅鳥から見た小笠原は、どう変化して、あるいは変わらずにあるのかは、わかりませんが、かつての干潟域が埋め立てられた今でも、ひとつの拠点として使われていることは確かです。ただし、かつての干潟と現在の芝地のグランドでは、大きく異なることもあるのです。たとえば旅鳥にとってのネコ。干潟はネコに対しては安全な場所でしたが、植栽木もあるグランドはむしろ危険な場所になっています。脇腹から背中にかけては、ネコに襲われた際に傷をうけやすい場所です。ネコの傷は例え小さなものでも、あとから感染症を起こして助からないことばかりです。ほどなく、このムナグロも残念ながら落鳥してしまいました。