2003年

 ナベヅルはいまだ発見できていません(ここ数日探していません)が、1月31日から2月8日までの間に、父島内で、それらしき鳥?(ナベヅルあるいはアオサギ?)の飛翔目撃が数例あることがわかりました。どこかでしぶとく生き抜いていると信じましょう。もともと渡り鳥等の死体も多いこの時期、行き倒れも考えられますので、父島にお住まいの方は芝地、水場等では死体にも注意してください。アオサギを含めて目撃情報お待ちしております!

 今日のナベヅルをごらんの皆さまへ(お詫び)
先日、当研究所のHPにトラブルが発生し、2日間にわたりアクセスできない状況となりました。現在、8割程度の復旧をいたしましたが、「今日のナベヅル」を含むHPデータの一部が完全に消えてしまいした。現在、再UPの準備中ですので、いましばらくお待ち下さい。ちなみにナベヅルは発見できていません(ここ数日探していません)が、1月31日から2月8日までの間に、父島内で、それらしき鳥?(ナベヅルあるいはアオサギ?)の飛翔目撃が数例あることがわかりました。どこかでしぶとく生き抜いている と信じましょう。もともと渡り鳥等の死体も多いこの時期、行き倒れも考えられますので、父島にお住まいの方は芝地、水場等では死体にも注意してください。アオサギを含めて目撃情報お待ちしております!

 2月1日でナベヅルが見えなくなってから6日目を迎えます。依然、ナベヅルは父島島内では発見出来ません。ナベヅルが飛んだ26日前には、すでにお伝えしたロードレース、ネコちょっかい、父島へのヘリ離発着などがありました。年末年始に行方不明になっていた時も、再発見までに5日ほどかかりましたが、はたして今回はどうでしょうか。主人公が見つからず連載がとぎれがちですが、毎日、長い時間ではありませんが「怪しい場所のチェック」は続けています。とりあえずは、発見から3ヶ月、今回のロストから約10日となる今週末までを目途にチェックを続け、数日おきとなりますがHPも更新します。

 昨日と今日、父島の数カ所で探しましたが、ナベヅルは発見できませんでした。関東・伊豆同様に、小笠原もずっと北よりの強風が続いています。昨日出航したおがさわら丸も、東京到着が20時過ぎになったとか。この風と気温の中を、北上した可能性は低いと思いますが、いったいどこにいるのでしょう。これまでの飛翔高度からすれば、父島列島の島々や、母島列島、あるいは聟島列島も視界に入っているはずです。しかし、海に面して、比較的開けた地形の場所は、そうそうない小笠原。今いずこ、大型の鳥などの飛翔情報等お待ちしております。

 中2日のお休みをしました。26日の午後飛び去ったナベヅルは、その後戻っていません。今日は、見られていた町はずれではなく、かつて降りていた洲崎、また、父島ではそう多くない「海辺の近くで開けた場所」も探しましたが、見つかりませんでした。さて、主人公はどこへ行ったのでしょうか? 26日になぜかとても神経質になっていたナベヅルのことをお伝えしましたが、後から、状況がわかってきました。飛び去った26日の前日には、父島の町中を大勢の人が走り、応援する恒例のロードレース大会があったのです。ナベヅルに直接接近するコースではなかったのですが、ふだんナベヅルが首を伸ばして目を配っていた視界の範囲には、大勢の人影が入ったであろう、そんな位置関係でした。さらに、26日にはノラネコにアタックされているナベヅルの目撃情報もありました。ここからは想像になりますが、25日に大勢の人が動く姿に恐怖を感じていたナベヅルが、その後の出来事もあり、「ここも危険」と判断したのかもしれません。もうしばらく、様子を見て、また状況をお伝えしようと思います。
====明日のナバヅル3====
 25日にはナベヅルはVIP(肩書きを持つ)な鳥であると書きました。さまざまな問題を抱えながらも、このような希少な生物を守るため、日本では文化庁(天然記念物関係)や環境省(種の保存法・希少種関係)が、各地に施設(野生生物保護センターなど)を設置したり、さまざまな事業を展開したりしています(つづく)。