2003年

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元日、大神山神社の階段から二見湾を臨む

あけましておめでとうございます。
HPをごらん頂いている皆様、本年もよろしくお願いいたします。
発達した低気圧の通過となった大晦日は大荒れの暴風雨となり、全ての年越しイベントンなどが中止(土砂降りの中の撤去作業)となりました。おがさわら丸は、なんとか夜8時過ぎに入港し、ははじま丸が根性の大晦日の特別運行をしました。
さてなによりも主人公!なのですが、今日の午後1時半頃、父島二見湾上空高くを飛ぶナベヅルを目撃しました。高度を下げていく途中で見失いました。どうやらまだ、父島周辺にはいるようですが、行動範囲が変化しているようです。今後は主人公の写真をお届けするのは難しそうですが、情報だけは引き続きお伝えします。今日は、二見湾内で「タイマイ(ウミガメ)」の目撃もあったようです.元日は、ツル&カメのおめでたいお話となりました。
====ここ数日の情報=====
アイボ(当研究所)でナベヅルをキャッチできなくなったのは29日から.この他の情報は以下。
その1:12月28日にははじま丸の中から二見湾上空高くを飛んでいる個体を目撃。
その2:12月30日に西町(洲崎とは二見湾をはさんで対岸)の外れで降りている個体を目撃。
====今日の目撃詳細(島の人しかわからない細かい記述ですがお許しを)====
2003年1月1日、大神山神社に初詣に行こうと青灯台(写真:海に突き出た突堤)近くに車を止め、(観光客が溢れているので)左右を確認してから横断歩道をわたりましょう・・と、その時!おがさわら丸の背後すれすれを大きく羽ばたく影が過ぎた(13:30)。なにかわからないがとにかく大きい、その後、背景の旭山とだぶり一時見失うが、やがて山の背景から抜け出して、清瀬上空付近から大神山上空へと旋回しながら急上昇していく姿を発見(13:33)。肉眼ではオジロワシサイズのミサゴ???!!、双眼鏡で捉えるとまちがいなくナベヅル。まるでオガサワラノスリのように、完全に上昇気流をつかんでおり、小刻みに翼の先端を使うが、大きな羽ばたきはまったくしないまま、グングンと上昇していく。わずか1〜2分で、背景となっている父島の山並み(海抜100〜300m程度)より、はるかはるか上に昇ってしまった。高度は不明だが(数百m、それ以上?)、最後は肉眼では「点」、双眼鏡(8倍)でも細い線のシルエットになった。「このままでは見失う」と思った矢先、洲崎方面(湾の入り口方面/写真:対岸右手方向)にむかって翼を開いたまま一気に降下を始め(13:37)、二見湾の上、背景の山より低くなったところで見失った(13:38)。飛行の軌跡から、洲崎、小港、扇浦、さらに念のため戻って西町等を探すが見つからなかった。


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