2012年

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小笠原の色彩の中で
夏羽もみてみたい!レンカク

珍しい鳥の情報がはいりました。レンカクです。南西諸島以外ではなかなか見ることができない鳥で、小笠原も過去の記録を調べ中です。このレンカク君、11月初旬に父島の港付近にウロウロしていたようです。今年は、本当に珍しい鳥が良く来ます。つい昨日はアオバズクでビックリしたばかり。このような年って確かにあるのです。

写真&情報を頂いたモチヅキミチヨさん、サカタチアキさん、イトウチエさんどうもありがとうございました。
phot by CHIAKI SAKATA

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満月は、いろいろと野生動物の夜の行動について発想を豊かにしてくれます。見えるというこは、視覚に頼る人にとって、想像する上で大きいことなのだ、とも思います。光を得て闇を想像する。闇の中で、光を感じる。そんな夜でした。

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昨日、ヨシゴイが持ち込まれました。すでに死亡していましたが、父島南部の河川付近で見つかりました。その後、生体も1羽保護、無事放鳥されました。サギ類でもっとも小さな種類。小笠原ではなかなかお目にかかれません。父島八瀬川の川岸にいまもいるかもしれません。

Tkanks GSS, Yuka.C, Keita.C, Morioka-Family

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Phot by Ryo.I

昨日お知らせしたコシジロウミツバメ。体調を整えた後に、復路のおがさわら丸で伊豆大島沖での放鳥となりました。放鳥は、お仕事で来島中だった動物のプロと、プライベートで上京予定の島のガイドさんにお願いしました。速力のある船からの放鳥は意外に難しいのです。セオリーに従い、また臨機応変に、完璧な放鳥でした。どうもありがとうございます。幸運なウミツバメでした。Good Luck!

Special Thanks Y.TADA&H.FUJITA(JWRC), Ryo.ISHI(小笠原自然探検隊ONE)、Hayato.C,小笠原海運株式会社

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台風の荒波をこえて入港したおがさわら丸に、珍しい乗船客がおりました。事務所に運び込まれた茶色い小型鳥、アナドリか? あら、ウミツバメだ・・・、じゃ、オーストンか、早いなぁと思い、よく観察するとコシジロウミツバメでした。夏に太平洋や大西洋の北方で広範囲に繁殖します。国内では北海道の大黒島や、岩手沖の三貫島が集団繁殖地として有名です。入港後に甲板で発見されています。台風の暴風に巻き込まれ、小笠原沖まで飛ばされて、島の近くで御乗船されたのか、あるいは、時化の伊豆沖で運良く船の隙間に潜り込み、朝に穏やかになってから、甲板にお出であそばしたのか、はて、どちらでしょうか。いずれにしても運の良い鳥です。

Thanks 小笠原海運株式会社