2012年

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1 月には、いくつかの保護がありました。アオサギ、シギチドリ類など、いずれも本格的な冬の到来を告げるものでした。その中で、小笠原ならではという季節の便りがありました。シロハラミズナギドリの保護です。例年2月頃より、徐々に不時着が増えて、沖合でも春先から初夏の間に良く姿が見られます。去年は大変な一年でしたが、また季節が巡って、冬がやって来ました。これから始まる1年が、健やかなものとなるように。さあ、このシロハラミズナギドリは、今年2番目の野生復帰。5日間滞在して、力強く飛び立っていきました。

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衰弱個体ではなかったが・・・

ハトがネコに襲われた!という連絡がありました。「えっ、ハト! アカガシラ!?」ドキドキしながら集落内の民家の庭へ急行しました。そこには、まだ暖かいキジバトが、すでに絶命していました。このキジバト君には申し訳なかったのですが、瞬間 ほっ としたもの事実です。1頭レベルで保護が必要な絶滅の縁を行ったり来たりしているアカガシラカラスバトじゃなかった! ホッと、胸をなで下ろしたのでしたが・・・・この海を越えて小笠原にたどり着いたキジバトには、残念なことでした。ここ数年、父島では本格的な山域でのノネコ捕獲が進み、その危険性は低下しています。渡ってくる鳥たちは、河川の河口だったり、海岸近くの平地だったりに降りることが多く、父島で言えばそこは集落地域そのものだったりするのです。共生ということを考えるとき、人の地図、動物の地図の二つを重ねることが大切だと感じます。それから、むかしの地図と、大昔の地図も。

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本年もよろしくお願いいたします


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