2014年

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US機のようなプロポーションで、海面を走って離陸!!

小笠原では春と秋の2回、曇った夜空から鳥が降ってきます。秋はおなじみ、この海域でよく見られるオナガミズナギドリの巣立ち個体。一方の春は、繁殖のために島周りにやってきた親鳥たち(アオウミガメに重なりますね!)。種類はシロハラミズナギドリがメインですが、父島ではセグロミズナギドリが混じります。

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夏羽は、陽射しに映えるライオン・カラー!!

内地は猛暑?! それに引き替え、いつまでも寒い小笠原・・・
まだまだイソヒヨドリやメジロのヒナ声が聴こえますね。
でも、暦通りに衣替えをしている鳥たちもいます。
もう目にした方も多いかも・・・そう、よくグラウンドにいますよね!
「白鷺」と一括りにされる白色サギの中では小柄な「アマサギ」です。
日本国内では夏鳥とされますが、小笠原では通年見られます。
図鑑ではバッタやカエル、ハエなども食べるとされていますが、小笠原では何を食べているのでしょうか?十分採餌できているようで、これまで衰弱で保護されたことはありません!(交通事故のみ)。

*似たサイズの「コサギ」は、脚の先に黄色いブーツを履いているのですぐ判ります。さらに、よく見ると後頭部からピヨンと飾り羽根が出ています。

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白く輝く姿からは、想像できない愛らしいダミ声で歌います

聟島列島へ調査に行きました。むむっ、海上を飛びまわる白く大きい鳥が・・・アジサシのような体つき・・・・・・近づいてくると、印象的な赤く伸びる尾が! 火山列島まで行かないと会えないアカオネッタイチョウ! 夏のお年玉の気分になりましたが、同時に西之島のことも心配になりました。あの噴火の中で、旧島がジリジリ包囲されています。なんとか海鳥たちの繁殖地や、へばりついて頑張っている植生が残ってほしいのですが。

シロアリ羽化の翌朝は、いつもに増して鳥たちが道路に降りてきます。メジロもイソヒヨドリも、そしてハシナガウグイスも・・・シロアリは彼らにとって最高のタンパク源!? 車道は餌が探しやすく、端の溝にはシロアリがたまっていて、こんなに効率の良いレストランはありません。15年前は・・・お腹パンパンになって、来るとき通ってきた金網にはまって死んでいるオオヒキガエルもいました。体長15cmあまり、最近このサイズは目にしません。1512シロアリ羽化第一波140422の翌々日、宮之浜道〜扇浦間で3羽のメジロが轢かれていました。。。鳥に優しい運転をお願いします。ただし、対向車線にはくれぐれもご注意ください!!15121512鳥獣レスキュー【IBOあかぽっぽダイヤル】 080−2035−8078 / アイボ 2−37791512

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まだ生毛がポヨポヨ・・・
このガマグチが雑食のイソヒヨドリ!

メジロに続いて、イソヒヨドリの巣立ちが始まりました。親よりもトーンの高い、ヒナ鳥の声が聞こえてきます。少し飛べるようになったヒナが次々と巣から飛び出し、あちらこちらから餌をねだって鳴いています。巣から落ちたヒナを見つけた場合は、まず辺りに親鳥がいるかどうか確認しましょう。
1) 巣に戻す!あるいは、近くの樹上など安全な場所に置く。
ポイント: 短時間なら、人間が触っても、親鳥はちゃんと育ててくれます。作業はくれぐれも安全第一で!
2) 空き箱などで仮巣を作り、巣の近くの安全な場所に置く。
ポイント: ネコやネズミが入りにくい高さ/雨が当たらない場所/車が通らない場所
安心してください。巣の中でなくても、ヒナの姿がわかっていれば、かいがいしく親鳥が餌を運んでいきます。人も鳥も「子どもは親が育てるのが一番!!」
なのですが・・・近くに巣がない、親鳥がいない、風雨が来そう・・・迷ったときは、すぐご連絡ください!

鳥獣レスキュー【IBOあかぽっぽダイヤル】 080−2035−8078 / アイボ 2−3779

お困りの方は、、、
イソヒヨドリの場合、換気扇のダクト(特に、30×30くらいまで)が好きなようです。今シーズンの巣立ちが終わったら掃除して、ネットを張ってしまいましょう!


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