2022年4月

新年度とともに北関東も桜満開、島は陽射しが変わってきました。

小笠原は鳥たちのコロニーの真ん中に、私たちのコミュニティがあります。
この季節はいろんな声で満ちあふれています!

<早朝>
「ピー、ポー ピー、ポー」
これはトラ模様のトラツグミの鳴き交わしです!まさに春。
「クルッ ウ〜 ウ〜」
これはウシバト=あかぽっぽ。
立派な声の主は立派なオスのようです。

<日中>
「ホ〜ホケキョ?」 
 島にいるのは嘴の長いハシナガウグイス。さてさて、方言は?
「シャワシャワシャワシャワ」
 島にスズメはいません。代わりに一番多いのはメジロ。
 そのヒナたちが生まれると、樹下でこんな声が聞かれます!

<夜間>
ミズナギドリ達が街の灯りに寄せられて迷い込んできます。
種類によりますが、いちばん多いオナガミズナギドリは飛ぶとき、
「ミャウミャウ」 ネコのようなサルのような?不思議な声を出します。

「ギャッ」という声がしたら、たまたまオオコウモリが交差したとき!

  ふっと一息ついたとき、耳を澄ましてみてくださいね。


IBO鳥獣レスキュー【父島】 04998-2-3779 小笠原自然文化研究所
 080-2035-8078(夜間・休日)
電話で場所、生死などの状況とお名前を教えてください。
その後は離れても大丈夫です。もし路上や雨天時の場合は、
安全な場所(路肩や木陰など)に移してやってください。

【島在住の方へお願い】 
国内で高病原性鳥インフルエンザが発生しています(人には感染しません!)。
カモ・ツル・ハクチョウ類など、島で繁殖していない水鳥が弱っていたら、
 環境省小笠原自然保護官事務所 04998-2-7174 へお知らせください。
繁殖種への感染リスクを減らすため、お手数ですが宜しくお願いします。