レスキュー

島で「ピーポー鳥」と呼ばれる、タイガース模様のトラツグミ。
「ピー」「ポー」は繁殖相手を探すラブコールとされ、
未明にその声が妖しく響くので「鵺(ぬえ)」と呼ばれることも。
姿を現さないはずの彼らが現在、日中の集落内でも見られています。

駐車場や路肩で「お尻を上下させてダンスしてるみたい!」な行動は、
足踏みしながら、餌とする虫やミミズを探しているそうです。

本来、林の中で暮らす彼らはbushからbushへと、
低くラインを描くように一気に飛んでいきます。
なので、ぶつかるとほとんど助かりません。。。

2020/6/9 すり抜けようとしたのでしょうか・・・

2020/6/10 なぜか、浜に面したガラス壁に衝突(デッキの上)

2020/6/11 道路に面したガラス扉に衝突


2020/6/13 ミラーの足下、早朝の道ばたで発見されました


2020/6/13 デッキ下のチュークリンにはまってしまった・・・


2020/6/18 海が見える面で、すり抜け??ガラス衝突??

2020/6/20グレーチングに迷い込んでしまった・・・
(開けようと格闘する音に驚いたのか、自力で脱出!)

2020/6/25 通り抜けられなかった・・・

2020/6/28 窓にはブラインドがあるのに・・・


Special thanks:
 グレーチングを持ち上げようと格闘してくださった皆さん

【IBO鳥獣レスキュー】080-2035-8078(6時〜20時)
人および野生動物へのコロナウィルス感染リスクを下げるため、
マスク着用で対応しています。触らずにお電話ください!

その後は快晴&天の川でスコールが恋しい毎日・・・

これまでネズミ用粘着シートにかかってしまった鳥といえば、
メジロ、イソヒヨドリ(争っていた♂2羽同時のケースも!)、
トラツグミになんとシロハラミズナギドリ(過去に1例のみ)。

*屋根を付け、入口を小さめにしてください!

メーカーによっては「油で落としてください」とありますが、
サラダ油・オリーブオイルでも完全にはとれない。
かつ、それを洗い落とすのにまた時間がかかる。
片栗粉や細粉をまぶしてはがす方が効率よい。

複数で一気に作業したり、何日かおきに少しずつ作業したり・・・
できるだけ鳥へのストレスが少ないよう試行錯誤してきました。

今回のメジロは補液して体調が落ち着いてから濃いめの液体洗剤で洗い、
また数日おいてから「すすぎ不要」の洗剤で洗ってみました。
(タンカー流出事故の教訓から生まれた洗剤とのこと)

くっついた尾羽は無くなってしまいましたが、食欲旺盛でしきりにさえずっています。
腹面にも産毛が生えてきました〜!
もうじき、これまでで一番良い状態で帰れそうです。

【IBO鳥獣レスキュー】080-2035-8078(6時〜20時)
人および野生動物へのコロナウィルス感染リスクを下げるため、
マスク着用で対応しています。触らずにお電話ください!

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島は梅雨が明けたようですね!
父島ではシロアリ羽化の危険な時期でもあり、
翌朝メジロやイソヒヨドリがよくひかれています。

と、家屋の周りでも鳥が地面に降りることが多くなります。
ネズミ用粘着シートは屋根付きの三角の形にしてください!
鳥から見えない&入りにくくするためです。

ネズミは隙間を狙って潜り込む習性があるので、平らに広げた状態ではなかなか捕まりません。
道筋の端や横断する場所を狙って、彼らが隠れやすい形にして置いてください。

床下でも、トラツグミやイソヒヨドリは歩いて入ってしまうので
トリカルネットの端材などで上を覆っていただけるよう、お願いします。
(端材が必要な方はIBOまでご連絡ください!)

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マスク着用で対応しています。触らずにお電話ください!

GW着発を切り替えて通常運航となった 4月29日入港のおがさわら丸、
乗船客数20名。
当日8時の防災無線では、その後に「内地ではコロナウイルス感染の拡大が
深刻になっています。—略—」と続きました。

村および観光協会から、
来島および上京を控えて頂くようmessageも出されました。

現在も島内では感染者が出ていませんが、
そもそも検査ができないし、隔離施設もありません。

5月6日入港便も30人あまり。

今年の小笠原は連日滅入るような曇天が続き、
終盤になってやっと梅雨の晴れ間となりました。(取り止めて正解です。)

代わりに、父島のGWの様子をお届けします!

内地も島も安全な状態になったら、その時はきっと
この海と野生生物たちに会いに来てくださいね。
みな心からお待ちしています!

Special Thanks!!:帰省を控えてくれた島っ子OB、
 何年越し?でチケットのとれた旅行を延期してくれた皆さん、他
           

【IBO鳥獣レスキュー】080-2035-8078(6時〜20時)
いつも通り対応しています!が、コロナウィルス拡大防止のため、
お名前と場所の連絡後はその場を離れていただくようお願いします。

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〜野生生物研究会からのお知らせです〜

おがさわら丸も着発便のなくなったGW。
   ヒトの動きは止まってますが・・・
        正確には止まっていません!!

年明けに紹介した自衛隊敷地内のクリノイガ除去作業は
その後も黙々と続いています。こちらも長期戦です。

人が持ち込んだ外来種を野生生物たちがさらに拡散してしまいます。
有人島の端々へ、属島へ、火山列島へ・・・
シギチドリやアジサシ、ミズナギドリ達には意図なく、
いつもの営みを今年も繰り返すだけです。

止められるのは人間だけ。

*父島にお住まいの方へ*
梅雨の晴れ間はいちばん作業効率のいいときです!
三密になりようのない作業ですので、
ぜひ是非ご家族でお出かけください。


【IBO鳥獣レスキュー】080-2035-8078(6時〜20時)
いつも通り対応しています!が、コロナウィルス拡大防止のため、
お名前と場所の連絡後はその場を離れていただくようお願いします。